In the Soupがデビュー以来初の長期にわたる休暇を経て、ニューアルバム『Heaven』を1年7ヶ月振りにリリースする。その間、メンバーはそれぞれどのように過ごしていたのか?アルバム製作中に起こった驚くような出来事の数々、そして、アルバムを携えてのツアーについて話を伺ってみようと思う。(interview:渡部玲子)
デビューしてから4年間、そういうところに行く時間が取れなかったから
──前のアルバムから結構時間が経っていますが、その間何をなさっていたか、個々の活動を伺いたいのですが。
吉田慎一郎:基本的には特に何かをしようと思ったわけではないんだけど、ネバディロブランコっていうユニットを、ベースの草場と二人で立ち上げて。で、焚き火会っていうイヴェントも始めて。それと、その時にやるネバディロブランコっていうフォークユニットみたいな感じのをやり、やりたい曲を作って歌う、みたいなのをやってたりとか。あとは、屋久島行ったりとか。
──屋久島へは普通の旅行で行ったんですか?
吉田:まあ、普通に旅行っていうか、一人で、憧れだったっていうか。バックパック持って山登ったりとか。12月になってからは曲作りに入っちゃたんで。
──八谷さんはどうでしたか?
八谷健太郎:僕は……他のバンドにギターで参加したりとか、エンジニアの仕事したりとか、あとは、石垣島行ったりとかしてました。
──草場さんは?
草場敬普:吉田と一緒です。でも、旅行はしてないです(笑)。ハイ。
──中尾さんはソロ活動をなさってたんですよね?
中尾諭介:はい。旅行はアメリカに行きました。
──みなんさん結構旅行に行かれてますね。
吉田:今まで、デビューしてから4年間、そういうところに行く時間が取れなかったから。
──じゃあ、久しぶりの長いお休みだったんですか?
吉田:諭介以外の3人は特にね。諭介もソロ終わって2週間ぐらい休みもらったよね?
中尾:うん。
吉田:今までみんなそういうのなかったから。