初のライヴDVD『Warriors of the planet』をリリースするsmorgas。ベーシストのバンド脱退という状況を乗り越え、ミニ・アルバム『headway』をリリース、ついに復活を遂げたmach25。3月18日に行われるイヴェント"スペースシャワー列伝"での共演を記念して、このふたつのバンドのトーク・セッションが実現。出席者は、smorgasから来門(MC)とアイニ(MC)、mach25からはHUNTER(MC)とYUICHI(ds)。ぶっちゃけ&真剣なコメントの応酬をお楽しみ下さい。(interview:森 朋之)
ライバルというよりは仲間って感じかな
(集合時間から約20分遅れて、mach25のメンバーが登場)
来門:おー、久しぶり!![と言いつつ、いきなりのハイ・タッチ]
HUNTER:ホント、久しぶりだよね。[と言いつつ、ハイ・タッチに応える]
YUICHI:(満面の笑顔で)うぃーっす!
アイニ:いつから会ってなかったっけ?
YUICHI:去年の夏前くらいじゃないかなぁ。5月か6月くらいだと思うけど。
来門:チッタじゃなかった? ほら、宇頭巻なんかも一緒で、ホテルのロビーでさぁ…。
YUICHI:あ、そうだ。
来門:あの時のYUICHI君、ハンパなかったよね。完全に酔っぱらっててさぁ。
YUICHI:そうだっけ?
HUNTER:でも、ホント久々だね。まぁ、取材自体が久々だから。
——しばらく止まってましたもんね、mach25は。
HUNTER:え、そんなことありましたっけ?
全員:ハハハハハ!
HUNTER:でも、そこですよね、今日のテーマは。深く聞いてもらっても構わないですよ。
——(笑)えーと、mach25とsmorgasって、ライヴで一緒になることは多いっすよね?
来門:あんまりやってないよね。たぶん10回くらい。前に一緒のレーベルにいたから、その時は時々やってたけど。
——あ、そうなんだ。ちょっと意外。シーンで名前を聞くようになった時期が似てるから、てっきり何回もライヴをやってるのかなって。
来門:マッハって、何年くらいやってるの?
HUNTER:9年くらい。
アイニ:え、そんなになるの?
YUICHI:高校の時からやってて。
来門:そうなんだ! ハンパないね!
YUICHI:俺はあとから入ったんだけど、それから数えても6年くらい経ってるから。
アイニ:あ、思い出した。最初は打ち込みでやってたよね? 俺、どっかで観たんだよな…。渋谷のギグアン(ティノック)だと思うけど、まだ知り合う前に、俺と来門で観に行ったことがあって。
来門:シェルターでも観たような気がするなぁ。
YUICHI:俺もシェルターで観たよ、smorgas。「すげぇかっこいいらしいよ」って話を聞いてて。
来門:いやぁ、あの頃はムチャクチャだったんじゃない?
アイニ:酔っぱらってたもんね。
来門:ライヴ中にテキーラとか半分くらい空けちゃって、わけわかんなくなっちゃったり。
——(笑)じゃあ、知り合う前からお互いの音楽性もわかってたんだ?
HUNTER:そうっすね。かっこいいバンドだなって。
来門:マッハもかっこいいっすよ。リリックも切れてるし。
——誉め合ってますが(笑)。
アイニ:(笑)スタイルが似てるから、影響し合ってるような気がするよね、お互いに。
来門:(バンドが)出発した時も同じくらいだったから。
HUNTER:ライバルというよりは、仲間って感じかな。
来門:うん、間違いない。
HUNTER:スタイルが近いと、やっぱり観たいじゃないですか。バンド、2MCでやってますからね、両方とも。だから、どうしても気になっちゃう。
来門:2MCのバンドって、今、あんまりないよね。
HUNTER:ツライよね。
——ツライの?
アイニ:前はもっとたくさんいたような気がする。ミクスチャー・ブームでバーッと出てきて。で、残ったのはちょっとだけっていう。