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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】MOGA THE \5 (2004年3月号)- どんどん食わず嫌いがなくなっていって。悩んでた自分がバカみたいになってくる

どんどん食わず嫌いがなくなっていって。悩んでた自分がバカみたいになってくる

2004.03.15

ガンガン脱いで脱いで、もう何やってもええわ、って。

——これは一般論だけど、年を取るたびに自分の中で「これをやっちゃダメ」っていう感覚がどんどんなくなっていきますよね。

エスカルゴ:あ、でもそれはほんとそう。

坂口:なんかね、どんどん食わず嫌いがなくなっていって。悩んでた自分がバカみたいになってくる。

エスカルゴ:なんかね、「俺はこれしかない」とか、そういう自分を着てるのがどんどん嫌になっていくんですよ。ガンガン脱いで脱いで、もう何やってもええわ、って。

坂口:そういうの考えなくなりましたよね。出てくるもんを素直に出せる。

エスカルゴ:前やったら「これはなぁ、パンク・ロック的にはなぁ~」って。ええオッサンが何を言ってんねん(笑)。そういう意味では職人気質じゃないし、わりと融通きく人間が集まってんねんな。

坂口:しかも10年やってるっていうの大きいでしょ。これが5年で解散して、また次のバンドで5年やってる関係やったら、同じことはできんと思うし。

エスカルゴ:でもほんとなぁ、10年のほほんとやってきたなぁ。

——のほほんですか(笑)。あの、いっつも不思議なのが、なんでこの3人からこれだけの言葉が生まれて、これだけ聴き手の胸を打つんだろう、ってことなんですよ。

一同:ははははははは!

西谷:でもねぇ、こういう音楽を作ってて、インタビューしててもなんか暗~い人間やったら、そっちの方が嘘臭いでしょ?

エスカルゴ:ばりばりシリアスな?

西谷:そうそう。すっごい重い話とかばっかしててもねぇ。そうじゃないのが人間のほんとの姿でしょ。

——うーん、たまに本気で文学青年的な、ダウナーな人もいますけどね。

エスカルゴ:どうやろう? 俺は別に病んでるつもりもないし、「あんたは病んでんねん」って言われても「いやぁ?」って。

西谷:だからみんなに「おまえらみんなネガティヴやなぁ」って言ってたら「あんたが一番ネガティヴや!」って言い返されたような。エッさんはそういう感じやな。

エスカルゴ:なんやねん俺は(笑)。でも別にギャップとかもないし、自然に出てくる言葉やし。あんま考えてないんですけどね。(アルバム・タイトルを指して)これもいかにも僕が付けたような感じでしょ? 実際この人(西谷)考えてますからね。

坂口:それも、たまたまぽっと出てきて「それでええやん」って。意味もない(笑)。

エスカルゴ:インタビューやりにくいバンドでしょ?

——正直、もっと意味深であった方が美しくまとまるのにって思う(笑)。

エスカルゴ:ねぇ? 俺も思うわ(笑)。意味は全然ないです。すいません。

——たとえば、モガの音と歌詞だけを聴いて涙を流すファンもいるかもしれない。そういうのって何か違うなって感覚ですか?

西谷:いやもうナンボでも泣きやがれって感じですよ(笑)。それも僕らの真実やし。

坂口:もちろん僕らが作ってるものは僕らの事実で、ここでおちゃらけてるのも僕らで。出してる音はこんなんやけど、普段の僕らは愉快な感じで。

エスカルゴ:愉快な3人トリオです(笑)。

西谷:決してニセモンじゃないですからね。これは僕らの人間性っていうか、多面性の問題で。だって僕らがもしね、人間性もこの音に沿っとったらね、まずピザ・オブ・デスからCDなんて出してないっすよ?(一同笑) もっと閉じた感じで、超DIYみたいになってると思うし。それで行き詰まって解散すんねんな。

エスカルゴ:絶対解散するなぁ。自分らでまとまりつかんくなってなぁ(笑)。

——はい(笑)。じゃあ話を戻して、この曲がライヴで聴けるのは次のツアーからですよね。その時は4人目のメンバーがいるとか。

坂口:はい。ユッケって言うんですわ。名前がユウコで、なんでか知らんけど出会った頃からユッケって呼ばれてたんで。神戸でハロゲンランプって、女の子ばっかりのバンドやってた子ですね。ちょうどいいタイミングで入ることが決まって。

西谷:ギターが欲しいって、漠然とした思いはあったんですよ。作ったものをライヴで再現するのが厳しくなってきたし、エッさんももっと歌に専念できるし。

エスカルゴ:だから今回の録音の時に出た課題を踏まえて、このさい一気に解決してしまおうかって。コーラスも入りますからね。

——女の子が入ると、見た目もバンド内の雰囲気も変わるって言いますよね。

西谷:まぁね、もう一人むさ苦しい男が増えるぐらいやったら、女の子がいた方がね。

坂口:でも、実際僕らが10年間やってて、この中にまたもう一人男が入ってくるとなると、同じような付き合いができるのかって。そんなしょうもない心配するんやったら、女の子一人来た方が華やいでいいかなって。

エスカルゴ:新人社員の女の子に喜ぶ会社のオッサンみたいな(笑)。西谷 まぁでも、結果オーライやな。ひらめきのみでやってますから。今後は、入ったことでちゃんと存在感がわかるような形になっていくと思いますよ。

——楽しみにしてますね。ツアーも東京では2箇所あるそうで。

坂口:シェルターと、最後にロフトかな。

西谷:まぁでも、ロフトに辿りつく頃には相当数ライヴもこなしてるから、かなり良くなってると思いますよ。だから最初のシェルター観に来て、もっかいロフト観に来てくれたら、かなり面白いことになってるんちゃうかな。音楽が生モノやということが、よくわかると思いますね。

居待月夜の話
PIZZA OF DEATH RECORDS

PZCA-19 2,300yen (tax in)
2004.3.17 IN STORES

LIVE INFOライブ情報

<MOGA THE \5 "居待月夜の話" TOUR>
2004年4月10日(土)下北沢SHELTER
MOGA THE \5 / Jr.MONSTER / MAKE WONDER
OPEN 18:30 / START 19:00
PRICE advance-2,000yen / door-2,300yen(共にDRINK代別)
【info.】shimokitazawa SHELTER:03-3466-7430
 
<"居待月夜の話" TOUR>
4月10日(土)下北沢SHELTER/4月11日(日)甲府KAZOO HALL/4月25日(日)十三FANDANGO/5月2日(日)京都WHOPEE'S/5月9日(日)静岡Sunash/5月23日(日)札幌KLUB COUNTER ACTION/5月30日(日)豊橋LAHAINA/6月12日(土)仙台BIRDLAND/6月13日(日)新潟WOODY/6月26日(土)福岡KIETH FLACK/6月27日(日)松山SALON KITTY/7月10日(土)千葉LOOK/7月11日(日)新宿LOFT/7月18日(日)十三FANDANGO
*開場・開演時間及び出演者は各会場で異なります。
【TOTAL INFO.】PIZZA OF DEATH RECORDS:03-5790-2381 
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