<DACHAMBOさん>といると素直になれる
——DACHAMBO商社はなんで音楽を選ぶの? 政治的な事だったり人とコミットしたいだけだったら他に方法もあったりするじゃない。
HATA:それは、そこに音楽があったからです!
hd:音楽やってないと、自分がどうかなっちゃうかもしれないって怖いっていう思いもあって。
AO:正直、意地もあるよ。そうじゃない? だって特技がないじゃん。ある? 何が出来る?HATA ないな~。俺は音楽以外出来ないな~。
YAO:俺は、大工?!
AO:そりゃ十分だよ!(一同爆笑)BUKKA-BILLY ただ、生きていくだけだったら、普通に仕事して飯食って寝て生きていけるけど。それだけじゃ物足りなくなるでしょ。何かしたいって。自分が自分らしくいられる瞬間があるから。俺にとってはそうなのよ。自分が自分自身を楽しませる事って、ドラムしか無いわけだからさ。自分自身をエキサイトさせるのはドラムなんだよね。
AO:気持ちいいことしたいもんね。酒だってドラッグもセックスも音楽も気持ちいいもんね。そこに意味なんか無いんだけどさ。hd なんで酒飲むんだよ~って言われても困っちゃうじゃん。
YAO:自然かな。
HATA:俺は、本当はギタリストでAOちゃんよりもギターはうまいんだけど~。譲ってあげてるんだけどね。とにかく人でも動物でもなんでもいいんだけど、音楽で触れ合いたいの。
hd:コミュニケーションとりたいんでしょ?HATA そうそう。そこが大切なんだよね。コミュニケーションを音楽で出来たら最高だなって。
EIJI:あなたといると素直になれる。それがDACHAMBOさんなわけだ!
<DACHAMBOさん>の循環エネルギーで上へ上へ
YAO:そう、そして酸素ボンベみたいなもんだよDACHAMBOさんは。酸素ボンベを使えば海の中だろうが宇宙にも行けるかもしれないじゃん。その酸素って、日常でも吸ったり吐いたりしてごくごく自然にあるもんだけど、絶対に必要なものだよね。その酸素をボンベの中に溜め込んで濃度を濃くしたものがDACHAMBOなんだな。だから、DACHAMBOを吸って吐き出す。循環してるの。
AO:DACHAMBOはやっぱり吸うものだったのか~。それは鼻から?
hd:お客さんが吐き出されたDACHAMBOさんを吸って踊りながら吐き出すんだ。
——音の光合成っていうことかな。
HATA:お客さんは植物なんだ。
AO:で、俺らはその植物を吸っちゃうってこと(笑)。
YAO:そうだよ~(笑)。で、今回アルバムはDACHAMBOさんの排泄物!
BUKKA-BILLY:俺たちから出たものが、相手に吸収されて、俺たちに還ってくる。その循環だよ。
AO:宇宙船地球号みたいな話だ!
EIJI:ライブなんてまさにそうじゃない? エネルギーの循環が生まれるじゃん。
YAO:踊ってんの見て、こっちももっとあがってくるじゃん。その音でまた向こうも踊っちゃうでしょ。それが楽しいよね。
AO:際限なしだ! そう、みんなで何かを重ね合って上へ上へと高めている感じがする。それを重ねて行くのがDACHAMBOっていう音楽の場なんじゃないかな。楽しかったから座布団! 俺らも座布団! 俺らも客に座布団! っていう感じ(笑)。
HATA:その繰り返し。それがコミュニケーションだ。
YAO:すごく対等の立場だよね。
BUKKA-BILLY:聞かせるだとか聞いてやるだとかの発想じゃないね。本当はもっとフラットな関係でしょ。ステージとか客席とかの境さえもいらないって思うよ。
EIJI:BASSを弾いてないとき、カウベルもって客席で一緒に踊ちゃったりするときもあるよ。Omiちゃんとかも客席でディジュ吹いていたりするよね。
AO:そうね。もしかしたら俺らの方もお客さんのこと見に来ているのかもしれないね。一緒に遊ぶ感覚と同じなんだよ。オモチャが音楽。
——DACHAMBOってすごく自由じゃない。だから自由な発想でいろんな場所で遊べたらいいよね。老若男女問わず楽しんでいる風景が想像できるよ。
YAO:この前、違うバンドで政治家相手に演奏する事があって。そのときに感じたのは、みんな音楽で遊ぶのが好きなんだよね。エラそうな人でも音楽を前にすると子供の気持ちになれちゃうんだよね。当たり前の事なんだけど、音楽はすごくパワーがあるなって思ったよ。だから、政治家がPUNKなんかを毛嫌いするんだよね、怖いもんね。自分が子供の頃の気持ちに戻っちゃうのはさ。みんな大人になって、忘れなくてもいい事を、忘れよう忘れようってしていて、忘れていない奴ら(DACHAMBO村)の事をいじめたりするんだよ。
BUKKA-BILLY:いじめられた覚えはないけどな。社会的には弱者になるからな。音楽って本能的な部分を刺激するんであって。だから楽しいんだけど。
誕生にまつわる熱狂的な「aphrodelicngoma」
——改めて今回の作品、「aphrodelic ngoma」を聞いてみて。
AO:POPだな~。すごく。
BUKKA-BILLY:本来の意味でPOPだね。ポピュラリティーがあって聞き手を選んでない音だと思うし。
AO:そうなんだけどマイノリティーの部分もあるな(笑)。7人7様のDACHAMBOさんが集結した結果だから、純度高いよね。ピュアだよ。
HATA:混ざりもんないね~。
AO:ちょっと曲がっているけどね。
HATA:みんながんばりました~!
——そうね。それと誕生のエネルギーにあふれていて、お世辞抜きにいい1枚が生まれたなと思うよ。美しくて情景的な1枚だなって思って。
BUKKA-BILLY:そうね。ちょうど誕生っていうキーワードは大きかったからね。ある意味熱狂的なアルバムだと思う。人間が根本的にもっている核の部分に訴えかける感覚。
AO:爆音サイケグルーヴのキノコ系です。
EIJI:7人のグルーヴがうまい事混ざり合ったね。肉体的かな。
AO:グルーヴは爆発だからね。
BUKKA-BILLY:そのくらいのパワーはあるよね。
hd:このアルバムは出来る事は手段を選ばず作った感じだよね。何時間もセッションしたし、パソコンも何台も駆使したし、いろんな不満もやり残した事もあるけど、良かったよ。
YAO:いろんな場面を経験してきたけど、今回はすごく楽しかったよ。
interview CHIE "ASHIGARU"ARAKI
















