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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】Beehive ('04年2月号) - "ARE YOU FxxKIN' READY??"常に確信犯的でありたいと思う、全てにおいてそこは常に大事にしたい

“ARE YOU FxxKIN' READY??”

2004.02.13

 パーティ・ロックンロール・バンド、Beehive待望のフル・アルバム『ROCK OF AGES』がLOFT RECORDSよりリリース! 今回は同じくファースト・アルバム発売間近であり彼らの良き理解者でもあり、ライバルでもあるTHE EXPROLLERSよりパーティ番長ヴォーカリスト、Dr.Wing氏を交え、互いの"志"に迫る!?

“楽しもうぜベイベー”的なことばっかりだもん(笑)

川本:どうだった? 俺らのアルバム?

Dr.Wing:いや~、良かったよ。最高だった。Beehiveっぽいよね。

39:随分ありきたりじゃん(笑)。

Dr.Wing:聴き易くなった…ってかポップになったよね、メリハリがついたっていうか。

川本:そっかー、ポップって言われると複雑なんだけど。それってソフトになったってこと?

Dr.Wing:いやいや、ヴァラエティ豊かになったっていう意味で。例えばヴォーカルの唄い回しなんかにしても強弱あって哀愁漂ってる的な。

川本:うわっ、マジで? やっぱバンドのフロントマンに褒められるって嬉しいよなー。確かに昔はかなりガナって唄ってたから、レコーディングでも1曲でノド潰してたからね。

Dr.Wing:あと、歌詞の乗っけかたも巧いよね。

川本:別に俺らリスナーに対して訴えたり、説教したりしてないしね。“楽しもうぜベイベー”的なことばっかりだもん(笑)。EXPROLLERSもそうじゃない?

Dr.Wing:うん、そうそう。やっぱりウチら似てるよね。

39:まぁ、パーティ・バンドっていう最大の共通点があるもんね。

川本:でもあんまりパーティ・バンドっていないよね? 本当にステージ上で「パーティやろうぜ!」って言えるバンドは少ない。

Dr.Wing:うんうん、エンターテイメントだよね、やっぱステージは。

川本:初めてEXPROLLERS観た時はちょっと悔しかったよ。音楽のルーツ的なとこはもちろん違うのかもしれないけど、やっぱりそのステージでのエンターテイメントな感じがね。

Dr.Wing:BeehiveとEXPROLLERSの音楽って7対3の感覚がちょうど逆なんだよね。

川本:そうそう、いいこと言った。

39:なるほどね、ハードロックとパンクロックの割合がね。

Dr.Wing:俺思うんだけどね、BeehiveもEXPROLLERSも俺らの世代にしか出来ないことをやってると思うよ。

川本:うんうん、いい時期に音楽たくさん吸収できたと思うんだよね。

ツアーの経験はかなり勉強になった

──ここでBeehiveのドラマー太田氏が登場──

Dr.Wing:また太ったんじゃない?

太田:先週会ったばっかじゃん!

39:で、EXPROLLERSの新作のほうはどうだった?

太田:ありきたりだけどもちろん良かったよ。確実に好きなことやってるなって感じ。いい意味でも悪い意味でも。

Dr.Wing:まだ1年生、2年生なんだけどね。でも絶対に面白いことやってる自信はあるよ。

太田:うん、凄い自信は感じる。やりたいことしかやってないって感じ(笑)。正にファーストって感じだよね。初期衝動的というか、凄いピュアだと思う…ていうか無視してるじゃん、いろんなものを、君達は!

39:説教かよ!(笑)

Dr.Wing:でも最近そのシワ寄せが来てる感じはある。やっぱり、CD出してツアーもやるとなったらさすがに色々考えなくちゃいけないこともある。今まで無視してたこととかも…。

39:CD出すってそういうことかもね。

太田:俺ら前回かなり凹んだもん。地方へツアーに出たらよく判った。甘くないなって。

川本:現実はこういうもんかよってね。

太田:かなり勉強になった。結局たまにしか地方には行けない訳だし、その1本1本のライヴの出来が見事に物販の数に反影されるからね。今日は調子が悪かったとか言っても、結局初めて観るお客さんにとってはその印象でしか残らない訳だし。

39:音源気に入ってもらってライヴに来てくれるお客さんはね、それこそ期待と想像膨らませて観に来る訳だし。音源が良い分ね。まぁこんなプレッシャーかけてもしょうがないけど。

川本:いやいや、正にそうだよね。

39:BeehiveもEXPROLLERSにしても、特に期待されるとこってステージ・パフォーマンスだからね。

Dr.Wing:まずお客さんはヴォーカル観るよね? 楽器演る人って違うかもしれないけど、一般の人は。

川本:看板だからね。結局、ウチらの良し悪しでバンド全体が。俺がコケたらバンドがコケるからね。“Fuckin'”(Beehive特有のMCのひとつ)の使い所だね、課題は。

Dr.Wing:とにかく常に確信犯的でありたいと思う、全てにおいてそこは常に大事にしたいと思ってる。

太田:自分達が観ててやっぱり楽しいショウにしたいよね。

Dr.Wing:ステージ上の限られた時間の中で、コイツら全部巻き込んでやる!ぐらいに思ってる。

太田:そこで負けちゃいけないんだよね、川本君!コール&レスポンスでレスポンスがない時ね。

川本:そうだね(笑)。そこでついつい弱さが…。MCなかったら全然突っ走れるんだけどね。

Dr.Wing:もう思い込みでやるしかないよね。自信過剰くらいな感じで(笑)。

ROCK OF AGES

LOFT RECORDS/TIGER HOLE CHOICE
THCA-030
1,890yen (tax in)

THE EXPROLLERS
RUN! ROLLERS, RUN!

SRCD-1025
1,800yen (tax out)

LIVE INFOライブ情報

<Beehive "ROCK OF AGES" レコ発記念LIVE>
2004年3月26日(金)下北沢SHELTER
Beehive / STOMPIN'BIRD / ISCREAM 7 SHOWERS / ELECTRIC SUMMER
OPEN 18:30 / START 19:00
PRICE advance-1,800yen / door-2,000yen(共にDRINK代別)
 
<"ROCK OF AGES" RELEASE TOUR>
4月3日(土)三重四日市ケイオス/4月4日(日)京都WHOOPEES/4月6日(火)徳島ジッターバグ/4月7日(水)高松イマジン/4月9日(金)高知キャラバンサライ/4月10日(土)神戸三宮アートハウス/4月11日(日)滋賀浜大津B♭/4月14日(水)町田プレイハウス/4月16日(金)大阪福島セカンドライン/4月18日(日)名古屋HUCK FINN/4月24日(土)仙台FLYING STUDIO/4月25日(土)八王子RIPS/4月29日(木)熊谷VORGUE/5月1日(土)千葉稲毛K'S DREAM/5月15日(土)横浜F.A.D
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