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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】Umap(2003年9月号)- 楽しんだ奴が勝ち。勝っても負けても。

楽しんだ奴が勝ち。勝っても負けても。

2003.09.01

昨年末頃から始まった、「しんじゅく酒井祭」。今回で4回目を迎えますが、毎回満員御礼、実はソフトも順調に売れております。ひそやかにノリにのっている酒井一圭が、新ユニットに参加。その名もUmap。競馬バカを自称する酒井一圭かねてからのテーマ・競馬を基盤に結成された。競馬は難しくてわからない、どんなふうに遊んだらいいのかわからない? じゃあこんな楽しみ方は? と、初心者にもわかりやすく、且つ競馬ファンもニヤリとできるという、笑いで競馬の魅力を表現するというイベントを行ってきた。そのイベントが今回、プラスワンに登場。その開催、酒井祭の諸々を記念して、なぜ彼らは競馬にとりつかれているのか? 一体どんな魅力があるのか、語って頂きました。(TEXT:斉藤友里子)

楽しんだ奴が勝ち。勝っても負けても。

──BOOMARの河田さん、デンジャラスの安田さん、プロ馬券師たくみさん、で酒井さん。河田さんと安田さんとたくみさん(爆笑問題の事務所タイタンに所属していた)の繋がりはわかりますけど、なぜ酒井さんが?

酒井:俺はガオレンジャー。

──わかってますよ。

酒井:で、ガオレンジャー前は競馬バカ。で、ガオレンジャーで世に出るようになったら、グリーンチャンネルに呼ばれたわけですよ。そこでの出会いと、あと後っちゃん(後藤浩輝騎手)の繋がりで、この4人が繋がった。改めて、ガオに感謝ですね。今こうして好きな競馬でなんかやれるって、ガオレンジャーのおかげですよ。

河田:この4人で初めて何かやるってのが千本桜ホールのKEIBA TALKで、最初はどうなるかなぁって正直思ってたの。でもそれは一つ、成功だった。その成功例を作ったのは酒井の存在が大きくて。俳優さんって立場を持ってる人間でありながら、常にお客さんのところまでおりてやってた奴じゃない。別 に俳優さんが全てそうじゃないけど、イメージだったり色々気にしなきゃなんないから、そこまでできないじゃない、普通 。でも酒井はそれを率先してやってるから、KEIBA TALKやる時も、お客さんとの距離感が計りやすいし、気を遣わずにやれるよ。

たくみ:競馬ってさ、身分とかとっぱらえるのが楽しいところの一つだったりするのね。例えば、競馬場で次の馬を予想してるとさ、知らないおじさんとかが「どの馬? 何買った?」って話しかけてきたりするのよ。そんで盛り上がったりしちゃったりするし。もう、どっかの社長とか先生とか、学生とかだったりしても一緒なのね、馬は。

酒井:楽しんだ奴が勝ち。勝っても負けても。

河田:あとね、この4人はその馬券の選び方は全然違うところから持ってくるのね。だから、こいつこう言ってるけど、他の意見も聞いてみたりすると選び方のトークもただ単に面 白いと思う。KEIBA TALKは。

酒井:いい情報は聞けると思うよ。金使いたい奴は来いよ、って感じだねぇ。でもやっぱりさ、初めての人は金つかみたいっしょ。間違いなくビギナーズラックつかませるから、来い! って書いといて(笑)。

──数日で200万勝った男は言うこと違いますねぇ。

安田:酒井はその前に凄い金額負けてるからね。勉強代が今帰ってきてるんじゃないかな。でも今、ノってる。キングだね。神様的に勝ってるよ。

酒井:最近勝ち続けの秘密はチョンチョンポンですよ。この詳しくはこのイベントで披露致します。

──しかし、その人の予想にのっかって、負けたらその人のせいにしたくなりますけど。

酒井:そのあたりは俺らもスリリングですよ。

──エグい質問ですけど、最大ツッこんだ金額は過去最大いくらぐらいか教えてもらっていいですか?

河田:それはとてつもない金額で引くかもしれない。芸人になった頃、給料制になって。忙しいから金使わないし、貯金が増えていったんですけど。そんで久々に遊べるって大井競馬場に行ったら、ハマって毎日行っちゃったら貯金がなくなってたね。でもね、一回ではそんなに金額持っていかなかったよ。一回行く毎に10万とか。

──で、いくらくらいなんですか?

酒井:俺も知りたい、ボキャブラ天国時代にどんだけだったかって。

安田:いや、俺らそんなでもないって。俺も最高にツッこんだのは一日10万とかだよ。

酒井:ガオ前の不遇な時期に、アイフルでおろした50万を一レースで、スリました。で、ツッこんだ最高額は100万。

たくみ:うそお! 頭おかしいね!

酒井:それのおかげでガオになったから(笑)。

──じゃあスッた最高金額はいくらくらいか教えてもらっていいですか?

河田:たぶん高級車が買えてるぐらい負けてる年はあった……。

安田:俺ずっと収支つけてんですけど。始めた年が400万負けて、次の年に200万になって。去年が50万。しかもその50万って、有馬記念で着順が入れ替わっていればゼロになってた。だから年々半分になっていく形で勝ってるんだよね。着実に回収していってる感じ。でも一年目は流石に引いたけどねぇ。

──堅実に感じます。痛みを知って、堅実に回収してくって感じですよね? 競馬をする方法で性格でるもんなんでしょうか。

たくみ:でるよお。

酒井:競馬は己を知るからね。ちなみに俺は稼ぎがそんなになかったから、最高負けて200万。

たくみ:ちなみに僕はプロだから。そんな数字はないですよ。回収率100%ですよ。

──じゃあ、負けた瞬間風速で負けた金額は?

たくみ:100万くらいかな。でもね、だいたい統計すると回収率が75%に近づいていくの。それは馬券を買う時、最初から25%持っていかれてるから。どんな買い方しても、75%の配当なのね。だから100円買ったとしても75円の回収でしかない。25円は最初から持っていかれてる。ということをふまえて考えると僕の100%というのは凄い数字なのよ。でもねぇ、酒井くんに会ってから、回収率下がったんだよ。全て酒井くんのせいなんだよ。

酒井:揺らいじゃうんですねー。

たくみ:プロたる者は、確実に増やしていく方法をとるからさー、ちまちま買うことになるのよ。横でボカーンと当てられるとさぁ、バカらしくなっちゃうんだよねぇ。でも競馬はなぜか欲を出した時点で負けなんだよね。

酒井:欲をコントロールできるようになると、勝ち出したりするんだよ。

たくみ:最終レースにかけちゃダメね。それまで勝ってたのをスッちゃう可能性大。

河田:勝った負けたもやっぱりあるけど、自分なりに推理したりするのがまた楽しかったりするのよ。騎手で選んだり、馬の血統で選んだり、あとサインだったり。あ、サインっていうのは酒井のようにチョンチョンポンっていう自分なりの法則を持ってるやつね。それがこの4人バラバラだから、予想の馬が一緒だとしても発想が違うのよ。だからそのばらばら感を聞くのもいいんじゃないかな。

たくみ:競馬って選択だから、個性が出るのよ。だからパチンコなんかは単独行動が主でしょう。黙々と台に向かってたりするから。でも競馬はワイワイやった方が楽しいんだよね。

酒井:その選択をどう受け入れるか、なんかねぇ修練になるのよ。だからやめられないんですよね。

「酒井祭、酒井祭」って一体?

かつて『百獣戦隊ガオレンジャー』の黒・ガオブラックを演じていた酒井一圭のイベントなんですが……。ああ特撮役者のアイドル的イベントでしょう?というご指摘、よく受けます。確かに特撮作品に出演していた役者が出演するイベントではあります。が、アイドルイベントではないと宣言したい次第です。精神的SMイベントじゃないかと最近思ってきました。毎回、手をかえ品をかえ、当日まで知らさず困難な状況を突きつけ、それを酒井一圭がクリアするところをイベント化しているという。アイドルや役者ならばもっと効果 的な対面を考えたらどうなのよ、というヨゴレ加減は毎回加速するばかり。
ただのイケ面には満足しかねる、ちょっとイケ面だからって調子コイてんな、という方はお時間ありましたら覗きに来てみて下さい。
 清々しいまでの馬鹿。馬鹿馬鹿しいまでの酒井一圭という人となりがそこにあります。

03_3.jpg2002.11.28@LPO 「第一回しんじゅく酒井祭」
まず仕掛けなしにフリートークでやってみたところ、面白くないとネット等で大批判をくらう。めげずに第二回開催する不屈さは酒井ならではか。

03_2.jpg2003.2.15@LPO 「第二回」
前回の反省を行かし、母へのインタビュー、ふるまいおにぎり、好きなことやってあげるよオークション、エロ朗読、質問攻め等サービス満点に。勢いで12時間ライブ敢行。ねばりの持久力をみせる。

03_1.jpg2003.5.3@LPO 「第三回」
客に媚びるのはやめたということで、逃げ場なし、一人きり4時間フリートークで勝負。途中怯みそうになり担当者とマジ喧嘩するも、感動的な静と動の話術を披露。男をあげる。

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