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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】ニューロティカ(2002年10月号)- ニューロティカすごいね~もう総合商社だね

ニューロティカすごいね~もう総合商社だね

2002.10.01

「俺たちいつでもロックバカ」を合い言葉に、頭髪が抜け落ちるほどの長い期間に渡ってライブハウスの第一線で活動してきたニューロティカ。彼らのニューアルバム、そして今後展開していくビッグ・ビジネスについて、ロティカをずっと見続けてきた男ロフト・まりも氏と共に語り尽くす!

ニューロティカすごいね~もう総合商社だね

──毎度お馴染みのニューロティカのインタビューなんですが、今回はロフトからゲストのまりもさんが来てます!

アツシ:LOFTのナンバー2、まりも! ……ナンバー2って呼ばれ続けてどれくらい?

まりも:もうかれこれ10年くらい。

アツシ:働きだしたのは、俺がロフト出だしたのとどっちが早いの?

まりも:イヤ、やっぱりあっちゃんの方でしょ。

アツシ:じゃあ流れ的にいうと、俺の方がロフトナンバー2ってことかな?

まりも:どんな流れですか。

アツシ:でも、昔は「ロフトは俺の店だ」って言っても皆笑って聞き流してくれてたんだけど、近頃の子たちに「俺の店」っていうと「え、そうだったんですか!?」とか真に受けちゃうからね。まあ俺の店って言い出したのは一代目が石橋凌さん、二代目が原島さん、俺が三代目なんだよね。

──まりもさんは今回のアルバムどう聴きました。

まりも:う~ん、相変わらずのノリを残しつつ、また新たな面としてあっちゃんのスローな曲を初めて聴きましたね。 アツシ ネタばらすとさ。ウチって曲先、詞先じゃなくってネタ先なのよ。

カタル:そうそう「東京ハレンチ」とか「ハゲチャビン」とかネタだけまず渡されて曲を作るの。

アツシ:そんで「ガイアの夜明け」っていうテレビ番組で現在の日本人のシェアは50代の人が65%だかを占めてるっていうんで、今回はその世代の人たちのために「髪の毛の薄い人たちガンバレ!」ってことで詞を書いて、年寄りだとあんまり速い曲じゃツライからゆっくりな曲にしたんだけど……CDセールは伸びないね……。

まりも:レコード会社も悩みどころだろうね、シルバー世代にいかにアピールするかって(笑)。

アツシ:でも、俺ゆっくりな曲って歌えないから、カタルかシズオが歌うんだと思ってたんだけど「あっちゃんが歌うんだよ」って言われて、もうお腹痛くなっちゃったよ。

カタル:まあ今回はかなり色んなタイプの曲をやってみたつもりですけどね。でも自然にニューロティカ節になっちゃうんですよね。

アツシ:そうそう「憎みきれないハゲチャビン」で、どうしてもピッチが合わないんで、バックにピアノでガイドを入れてそれに合わせて歌ったんだけど、そしたら合いすぎて気持ち悪いって言われちゃったんだよね。いつもはそんなにズレてるのかって。

カタル:でも、今回はそんなに悩まないでいい感じで作れましたけどね。気持ちいいならそれで良いやって、楽しいよワイワイやってて。

アツシ:12日間かな。カタルがプロデューサーみたいな感じでやってたんだけど。

まりも:ツアーとかライブも自分たちで組んでるんでしょ、大変なんじゃないの。

アツシ:去年一昨年あたりはすごい忙しかったんだけど、最近はそれほどではないかな。でも大変でも、一生懸命お金貯めて地方に呼んでくれる人が多いんで本当に感動するね。

まりも:ロティカを呼ぶのが夢だった、っていう人たちだからね。

アツシ:あと、カタルは物販の方でもがんばってるよね~~。

まりも:グッズがものすごいペースで新作が出てるよね。

アツシ:だから、2003年の12月にカタルの個展を開く事にしたんだよ。俺、最近AI(アツシ・イノウエ)カンパニーっていうのを作ったから!

カタル:全部俺で儲けようとしてるんだよ、俺のDJのギャラピンハネしようとしたり……(笑)。

アツシ:やっぱ「DJ MAGUMI(LA-PPISCH)」とか「DJ タカハシコウジ(PEALOUT)」とかあるのにDJでニューロティカっていうのがないからくやしくって、だからカタルをDJにでっちあげようと。

カタル:でも冗談のつもりで取材のたびに言ってたら依頼が来たからね! 言ってみるもんだよ。

アツシ:それで最終的にはショップを出したいね。

カタル:あっちゃん一人で商売っ気出してるよな~。

アツシ:DJ、ショップの他にあるかな、バンドマンがやってるようなこじゃれた商売。

──やっぱり飲み屋とか……。

アツシ:飲み屋か~、飲み屋だったら定食屋をやりたいな。

カタル:定食屋のオヤジになってどうするんだよ。

アツシ:あと俺は個人的に本を出したいんだよね。若いバンドマンのための印税対策とか、ライブハウスでどうやったらいいかとか。今の売れてる子たちそういうのわからないじゃん。売れててもちゃんとお金をもらってる子って少ないと思うんだよね。あ、そうだロフトブックスがあんじゃん、そこから出そうよ!
まりも 気付かないようにしてたのに……。

カタル:ロフトブックスはその前に「今夜はトゥナイト」だよ! もう連載二年にもなるんだよ、そろそろ色々考えていこうよ。

アツシ:よし、次はやっぱり出版だな。

まりも:あとはタレントとか俳優っていう方向はどうなの?

アツシ:あ、俳優もやりたい!

カタル:何でもありなのかよ! あっちゃんはどっちかというとAV男優って感じだけどね。

まりも:AIカンパニーはナボちゃんとかは使わないの?

アツシ:ナボちゃんはまだバイトしてるからな~(笑)。シズオは離婚調停中で大変だし。

カタル:シズオはレンタルギターを始めるとかね!

まりも:もうちょっとしたら離婚調停の人生相談ができるじゃん(笑)

アツシ:それが一番需要ありそうだけどね、バンドマンとかに。

まりも:ニューロティカすごいね~もう総合商社だね。

──他にもっとなにかいい事業ありますかね~?

まりも:あとは……音楽?(笑)

アツシ:あ、そうだ俺たちバンドマンなんだ。時々忘れるよね。

まりも:今日もアルバムが出たっていうのでこういう話してるからいいけど、アルバムも出ないでこんなこと話してたらヤバイよね。

アツシ:ただのインチキ商売だからね。

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