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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】ROCKET K(2002年6月号)- ROCKET K待望の1st.アルバム発売!

ROCKET K待望の1st.アルバム発売!

2002.06.17

●M-2 GIRL WITH WONDERS 

ROCKET AKA:これもまたGIRLの曲だぜ。BABY!! 
 
ROCKET K.O.G.A:だって女の子は判らないんだもん。
 
ROCKET AKA:これは酔った時の古閑さんの言い訳SONGだぜ。 
 
ROCKET K.O.G.A:女の子が何故か僕を好きになってくれたりすることもあるでしょ。でもなんか忙しかったりなんかして、その娘の事を構ってあげてないと、どっか行っちゃうんだよ。でもその時僕は気が付くのよ、その娘の事を好きになっちゃっている自分をさぁ。えぇえっっっっ?! っていう感じでしょ(笑)。大変なんだよ。 
 
ROCKET KAJIWARA:それって、全然ALWAYS HEREじゃないじゃん(笑)。 
 
ROCKET K.O.G.A:そうなんだけど、違う意味もあるのよ。女の子って最初は外見で判断されちゃう部分もあるじゃん、だけど違うんだ。結局は中身がとっても大事なんだっていうことよ。そういう娘とALWAYS HEREしたいじゃない。 
 
ROCKET HOLLIE:全てのBITCHに捧げた1曲だと! 
 
ROCKET AKA:そうよ。HEY,BITCH GIRL! 中身も磨いておけよ~!!
 

●M-3 SURRENDER

ROCKET HOLLIE:Cheap Trickのカヴァーですね。
 
ROCKET KAJIWARA:カヴァーはセンスが問われますよね。
 
ROCKET K.O.G.A:これはやっぱりSHELTERですよ。いつもかけてくれてさ。
 
ROCKET HOLLIE:これはもう、古閑さんが一番最初に何のレコードを買ったか?! っていうことに尽きますよ。 
 
ROCKET K.O.G.A:Cheap TrickのSURRENDERが入っているアルバム、HEAVEN TONIGHTというアルバムですよ。僕にとってはROCK'N'ROLL ANTHEMな曲ですよ。
 
ROCKET HOLLIE:そんな1曲を1st.に入れてしまうとは、計りかねない気合の入れっぷりですね。 
 
ROCKET K.O.G.A:みんなベタだっていうけどね、ベタなくらいな方がいいんだよ。気合の入れ具合も違うんだよ。僕も同じように、ピストルズの前には70年代ポップスがあるんだっていうことも言いたかったんだよね。
 

●M-4 36 YEARS OLD

ROCKET K.O.G.A:これも俺!
 
ROCKET HOLLIE:個人プレー満載だ~!!(笑) 
 
ROCKET KAJIWARA:俺はこの曲に共感しますねぇ。
 
ROCKET K.O.G.A:イントロはセックスピストルズだよね~!! 
 
ROCKET AKA:OK~!! 俺の中では完全にスティーブ・ジョーンズだぜ。 
 
ROCKET HOLLIE:♪TEENAGE PASHONATE TIME~♪ 
 
ROCKET K.O.G.A:そうよ。僕らが10代の頃は、いい音楽っていうのはエアー・チェックだったんだよ。ラジオって言うことだけど。36歳になってしまって、いろいろ仕事も忙しいんだけど、やっぱりいい音楽に出会いたいし、自分たちもいい音楽やりたいんだよね。
 

●M-5 SOUTH COUNTRY 

ROCKET HOLLIE:はい、これまた完全に個人プレーですね(笑)。 
 
ROCKET K.O.G.A:でもまぁ、梶原君も九州出身だからさ。
 
ROCKET AKA:いっとくが、俺はCITY BOYだぜ、BABY!! 
 
ROCKET K.O.G.A:俺らはさ、どうやって東京の生活になじんでいったらいいんだろう。何をしに東京に来たんだ?! っていう曲ですよ。
 
ROCKET KAJIWARA:そうでよね…バンドをやりに東京に来たんですよね。そこは忘れちゃいけないんですよね。自分が何をしたいのかとかですよ。
 

●M-6 EVERYBODY IS PUNK ROCK STAR 

ROCKET K.O.G.A:PUNK ROCK STARっていったらさ、僕の中ではジョン・ライドンくらいなんだ。だけど、今のシーンには沢山いるなぁ、っていうことなの。みんながPUNK! PUNK! PUNK!!! って。 
 
ROCKET HOLLIE:というと否定的な観点からなんですね。
 
ROCKET AKA:そんな感じだろうね
 
ROCKET KAJIWARA:僕はタイトル素直に受け止めてしまったよ。みんなが、頑張ればPUNK ROCK STARになれるんだよって。すごくポジティブな感じ。 
 
ROCKET K.O.G.A:そういう時代なんだっていう。ただ、音楽は与えられるものじゃなく、自ら探すものだってことも言いたかったんだよ。 
 
ROCKET AKA:この曲はメロディーがどこかもの悲しいのよ。その中で "EVERYBODY, EVERYBODY, EVERBODY IS PUNK ROCK STAR!!" って歌が乗っかってくる。ノスタルジックでサイコーだぜ。 
 
ROCKET K.O.G.A:イントロは完全にラモーンズです。
 
ROCKET HOLLIE:あの、ホントすいません再度PISS!! 
 
ROCKET KAJIWARA:でも本当に世の中ROCK=PUNKですね。PUNKが目新しいものじゃなくなってますね
 
ROCKET MOJA:私は、「パンクロックスター気取りが、世の中五万といるけど、ホントにそうなの?! いやいや、ホントのスターはROCKET K 俺たちだけだぜぇ! 覚えておけ!!」だと解釈してましたが(笑)。
 
ROCKET AKA:OH~!! その解釈サイコーにゴキゲンだね。これからはそれでいっとこうか。
 
ROCKET K.O.G.A:そこまで深読みして歌ってないんだけど(笑)。心の底にはそういう気持ちがないとダメだね。
 
ROCKET HOLLIE:(戻ってきて、すっきり)自称パンクロックが蔓延しているっていうことで。
 
ROCKET K.O.G.A:今、インディーのCDって何処でも手に入れられる状況にあるでしょ。でもインディーって自主制作っていう意味でしょ。時代を否定したくないけど、いっぱいありすぎですよね。重複するけど、音楽は自分から手に入れるものなんですよ。垂れ流しされて押しつけられるものじゃないんだよ。
 

●M-7 DREAMING 

ROCKET HOLLIE:出ました。Blondieのカヴァー。BACK TO THE 80's!! 
 
ROCKET K.O.G.A:僕、Blondieの中では一番好きな曲だし、ある意味僕らにとってはセックス・シンボル的な存在だったんです。お任せした3人のアレンジがものすごく光っているんですよ。僕の中ではとにかく歌をきちんと歌いたかったんです。それだけ。 
 
ROCKET KAJIWARA:やりたいようにやらせてもらって、結果良かったと思いますよ。(しみじみ呑む)
 
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