[INTERVIEW : ROKET HOLLIE(SHELTER)]
[TEXT: ROKET MOJA(ROOF TOP)]
「僕は何をすればいいんだろう?」
ROCKET K.O.G.A:それじゃあとりあえず何はともあれね、かんぱーーーーーい!!
(一同:乾杯!)
ROCKET AKA:それじゃお疲れっ!!
ROCKET HOLLIE(SHELTER):いやいやいや、これから取材なんですけど…。
ROCKET AKA:気にすんなよ、インタビュー早くおわらせようぜぇ。(杯を干す)
ROCKET HOLLIE:ROCKET K待望の1st.アルバム発売おめでとうございます!!!
ROCKET K 一同:OH YEEEEEEAH!!
ROCKET HOLLIE:その記念すべきアルバムタイトルがズバリ、
ROCKET AKA :"REVENGE OF THE GROOOVIE DRUNKER!"だぜ!
ROCKET K.O.G.A:まんまよ。 GROOOVIEなDRUNKERな人達のREVENGEよ。
ROCKET AKA:直訳だぜ、YEAH!!
ROCKET K.O.G.A:GROOVIE DRUNKERって、これからうちが出す音源には必ずつけます!
ROCKET AKA:全てだぜ。全てGROOOVIE DRUNKERだぜ。
ROCKET K.O.G.A:(ボトルの酒を注ぎながら)酒は僕らの薬なんで。
ROCKET AKA:いやそれよりも、酒が俺らROKET Kのテーゼになっているぜ。
ROCKET HOLLIE:では、新人バンドROCKET Kが結成したいきさつを教えてください。
ROCKET K.O.G.A:僕がレーベルを10年近くやってて、レーベルにマンネリ化してきたんですよ。なんかクリエイティブな感じが薄れてきてしまって。そこにおいて、「僕は何をすればいいんだろう?」「そうだ、僕は最初はバンドマンだったはずだ!」っていうことに改めて気が付いたんです。この10年を機に最初に戻ってみようって。僕は四捨五入すると、もう40になる…今始めないと、バンドなんてもう一生やらないだろうな、という不安感もあって。じゃぁメンバー誰だ?! って初めに声をかけたのが、カプセルジャイアンツの梶原君だったんだよ。すごく昔から知り合いだったんだよね。カプセルジャイアンツはいわゆるギターポップ系のバンドだけど、その中で梶原君のドラムはボッコボッコ叩いててすごかったんですよ。
ROCKET KAJIWARA:すぐOKですよ。出会った頃から一緒にやろうって言ってくれたんですよ。そうそう、ここ(SHELTER 楽屋)で言われたんですよ。JAMのトリビュート発売記念ライブの時。
ROCKET K.O.G.A:そっか、ROCKET Kのきっかけは結局SHELTERだったんだ。
ROCKET HOLLIE:それは嬉しいですね。
ROCKET K.O.G.A:それからギターを考えたんだけど「俺の知り合いでWHOとか言ってた奴がいたな…」正直、O(オー)にWHOが感じられたかっていったら、全然だったんだけど(笑)。まぁ赤松君がとにかくPUNKが好きだって言うことは判っていたんで。この3人でバンドをやったら、かなりかっこいいことになるんじゃないのかっていう、一つのイメージが出来上がったんですよね。POPかつ攻撃的な音楽が生まれるんじゃないかってね。赤松も二言返事で一緒にやろうってなって。そうこうしていたら、O(オー)が解散しちゃうんだよね。
ROCKET AKA:ひとつ言いたいことは、「ROCKの秘密はそう簡単に説明出来るものじゃないぜ」っていうことだぜ。ROKET Kも一筋縄じゃ行かないぜ。
ROCKET K.O.G.A:そう。普通に考えたら、この3人は一緒にバンドをやらないと思うんですよ。でも、僕はこれとこれを組み合わせたら、すごいものが生まれるんじゃないかなっていう期待感があったんですよね。下手したら、意見があわなすぎてすぐに解散になっちゃうかもしれないんだけど(笑)。
ROCKET AKA:でも俺たちは、ALL RIGHT! だぜ。
ROCKET K.O.G.A:そうそう、いい感じに音が出来上がってきたんですよ。で、僕らは新人バンドなんだけど、デモテープをレーベルに送らなくても、音源が出せるバンドなんで~(笑)。即行ですよ。思い立ったが吉日くらいの勢いですよ。
ROCKET KAJIWARA:ライブもそれほどやってなくて、レコーディングに突入しましたね。
ROCKET K.O.G.A:ライブ経験3回のバンドがレコーディング(笑)。
ROCKET AKA:ただ、いっとくぜ! ライブはサイコーだぜ。
ROCKET HOLLIE:それはいくらレーベルオーナーの古閑さんでも、冒険じゃないですか。
ROCKET K.O.G.A:ROKET Kの最初の作品に関しては、ライブやらリハやらで音がこなれて来てからのレコーディングじゃなくて、バンドへの初期衝動がありありとわかっちゃうような、レアな部分でのレコーディングがいいと思ったんです。長年ディレクターをやってきて、これはいい感じになるっていう自信があって、実際やってみたら良かったんですよ。だから、アルバム・リリースに繋がったんです。そんな感じで、晴れてインディーズ・デビューですね(笑)。
ROCKET HOLLIE:ここはもう、思い切って全曲解説行きましょう!
ROCKET AKA:OK! ALL RIGHT!!
●M-1 YOU ARE ALWAYS HERE!
ROCKET AKA:日本が誇るHARD DRUNKER SUPER SNAZZのTOMOKO嬢がゲストコーラスで参加してるぜ!!
ROCKET K.O.G.A:僕は最初からSNAZZのFANだったけど、あんまり接点がなかった。でも何かのきっかけで呑むことになった。それが下北沢で朝の10時まで!! これがTOMOKOの女王の始まりだったんだんです。
ROCKET AKA:完全に最高にもう酒だ!!
ROCKET HOLLIE:今作の最高峰ですね。
ROCKET AKA:完全に! すらーーーーっと流れてきた曲だよ。
ROCKET K.O.G.A:一番最後に出来た曲で、一番最高潮に達した時のものなんですよ。作った段階でアルバムの1曲目だって直感した曲だよ。単純な曲なんだけど、ただ単純な曲こそ難しいって言われるじゃないですか。だけどその単純な曲がパッと出来ちゃった。
ROCKET AKA:フレーズにしても自分のやりたいことがばーーんって全部現れているんだよ。
ROCKET HOLLIE:すいません、ちょっとPISSを…。(と言って退出)
ROCKET K.O.G.A:(構わず続ける)僕は曲をこねくり回すのも好きなんだけど、人と違ったことがやりたいんです。でもストレートソングの方が伝わりやすいでしょ。
ROCKET MOJA(ROOF TOP):歌詞もストレートですね。
ROCKET K.O.G.A:YES! 「君はいつも一緒にここにいる」ですよ。