小6で初めての二日酔い!
太田光代社長(以下:光) (抱えきれない程の花束とシャンパンを持って登場)お誕生日、おめでとうございます〜。これ、クリスタルっていうシャンパンなんですけど、多分1本では足りないと思って、もう1本、自分用に持参してきました(笑)。
吉田豪(以下:豪) 有難うございます! 今日も飲みながらやりましょう! 一度、飲みながらの取材ををやらせて頂いて、ボクと掟ポルシェが潰れるくらいのお酒を飲むに至ったわけですが……。
光 あのときは4時間でしたっけ?
豪 えぇ、4時間たっぷりと。で、その後「いまからみんなでカラオケ行くの!」って言ってました(笑)。さすがにそれは無くなりましたけど、最高に面白かったですよ! でも、素面で話したことがほとんどないから今日は不安だったんですけど、さっき控室で話したらやっぱり面白かったです。阿佐ヶ谷ロフトで爆笑問題の田中さんが野球をテーマにしたトークイベントをやってるってことから野球の話になったんですけど、「野球って11人でやるんですよね?」って急に言い出して(笑)。
光 それはサッカーでしたね〜(笑)。
豪 光代社長、サッカー部のマネージャーもやってたのに! 「でもベースは分かります!」って、「一塁、二塁、三塁、ゴール」って言ってました(笑)。
光 そう、私は体操部だったんですけど、その頃は野球が花形で、サッカーなんて掃き溜めの集まりだったんですよ。部活帰りには誰かの家に溜まって、その部屋は煙モクモクになって。
豪 あぁ、サッカー部はヤンキー集団ですからね。
光 そのマネージャーをしてて、だから今とやってることはあまり変わってないと思います(笑)。手の掛かる人達をマネージメントしながら、自分も何かやってるみたいな。
豪 当然、その頃からお酒も飲んでて。
光 そう、その頃からお酒は飲めたので、サッカー部のマネージャーとして、煙モクモクの部屋に行っては、お酒の用意したり(笑)。
豪 悪のマネージャーだ(笑)。お酒は小学生デビューですよね。初めて飲んだ小学生の時だけ二日酔いをしたという伝説もあって(笑)。
光 そう、小学校6年生の時に、すごい美人の家庭教師さんが付いてて、そのお姉さんに新宿のバーに連れて行ってもらったんですね。赤い絨毯で、バーテンの人も格好良くて、照明もオシャレで、カクテルも綺麗じゃないですか。その美し過ぎる状況で、最初にバイオレッドフィズを飲んだんですよ。そしたら、なんて美味しいんだろう! と。
豪 ダハハハハ! いきなりですね(笑)。
光 ビックリしちゃったんです、こんな美味しいもの飲んだことないと思って。もう連れてきてもらった家庭教師のお姉さんそっちのけで、相当飲みましたよ。で、気付いたら、家の前にそのお姉さんと居たんです。母が玄関に出てきて、そのまま引き渡された時に、「あれ? あたし、おかしい?」と思ったんですよ。なんかすごいヘラヘラしてて。で、そのまま寝かされて、翌日起きたら天井がグルグル回ってて。それが始業式の日だったんですよね。
豪 それは、出なきゃいけないですよね。
光 そう、だから翌日が休みの日に飲めば良かったんですよ〜(笑)。まだ若くて分かってなかったんですよね、そこまでは。だから始業式もお休みして。
豪 でも、その一回の失敗だけっていうのもすごいですよね。
光 お酒で一回失敗すると強くなるって言うじゃないですか。それが最初だったので、それ以降、二日酔いは一切無いです(あっさりと)。
豪 どんなに無茶な飲み方をした日でも?
光 大丈夫(キッパリ)。でも、検査とかすると、結構前から飲んでるから肝臓とか悪いだろうなと思ってたんですけど、肝臓は全然丈夫で、その代わりちょっと腎臓がダメになった時期があるんです。
豪 それで、しばらくお酒を止めてたんですよね。
光 そう、3年間くらい。肝臓は丈夫なんですけど、他の弱い所にいくんですよね。間に合わなかったんでしょ、腎臓がフィルターの役目を果たすのに。肝臓は大丈夫なんです、今でも。
豪 しかし、本当に楽しい飲み方してますよね。ツイッターで1人飲みする時もそうですけど、ツイッターでお酒を飲むって宣言して、勝手に一人で乾杯して、ドンドンとテンションが上がっていく様がツイッターで実況されていくという(笑)。
光 普通、お酒ってテンション下がるんですよね。寝酒とかそうじゃないですか。でも、私は逆みたいで。
豪 一人で飲んでもテンションがドンドン上がっていって、木にも登りたくなるし、車にも上りたくなるし。
光 ボンネットをバンバン叩いたりとか、あと、タクシーに突っ込んでいくとか(笑)
豪 えぇ! 止まってるやつですか?
光 客待ち中のゆっくり進んでるやつなんですけど、それをダダダダって走って行って、ボンネットをバンバンバンって叩いて。
豪 それはボンネットに乗ってやるんですか?
光 乗ってやる時もある(笑)。マネージャーが一生懸命引き離すんですけど、タクシーの運転手さんって普通、怒って出てくるじゃないですか、でも、なんか怖いみたいで、何にも言わないですよ。女の人が前から走ってきて、バンバンバンってボンネット叩かれたら、ちょっと恐怖なんじゃないですかね。酔っ払ってて、髪の毛長くて、ちょっと貞子っぽいでしょ。……(唐突に)すみません、シャンパン、おかわりしていいですか?
豪 いいですよ! ガンガンいきましょう(笑)。
「シャンパンbotって、田崎真也さんなのかなと思って」(光代社長)
豪 光代社長って本当に萌えキャラだなって思ったのが、シャンパンbotっていう、お酒のことを誰かが呟くと、そのままそれをリツイートっていう、引用するだけの機械的なアカウントがあるんですけど、要は人じゃないんですよね。でも、光代社長は、毎日お酒を大量に飲んでる、お酒に詳しい人だと思って、一方的にそのロボットに話しかけてるんですよ(笑)。
光 botって言葉も知らなかったですし、あたしが呟いたことも、すぐリツイートされるわけですよ。でも、最初は分からないじゃないですか。リツイートのマーク(RT)も知らなかったですし。だから最初、田崎真也さんなのかなと思って(笑)。
豪 こんなに詳しいのは田崎真也しかいないと!
光 そう。でも、田崎さんのこと知ってるんで、もしかしたら、自分のことを隠してやってるのかなと思って。で、一生懸命、話し掛けたりして。
豪 お酒を飲むと毎回botに話しかけてたんですよね。「今日もお酒、色々飲んでますね〜」とか(笑)。
光 出来れば「僕は田崎真也だよ」って言って欲しかったんですよ。名前出しても大丈夫だからって誘導しようとしたんですけど、全く乗ってこなくて。そしたら、そのやりとりを見兼ねた人が「社長、それはbotです」って言ってきたんですけど、botの意味が分かんないじゃないですか。でも何か「気をつけて下さい」みたいな感じだったから、これは、いけない人なのかなと思って。
豪 ある時、シャンパンbotのことを「この人、悪い人なの?」って呟いてて、みんなで「そうじゃないですよ〜」って(笑)。
光 でも、意味が分からないじゃないですか。で、その後、シャンパンbotと会話したいなと思い始めたんですよ(笑)。自分が疲れた時に、シャンパンbotと話してると、楽しいことしか話し掛けてこないんですよ、お酒のこととか。
豪 お酒のことを、ただリツイートしてるだけですからね(笑)。
光 ワインとか、シャンパンとか片仮名で書いてるものが、引用されて返ってくるんですよ。例えば「僕はシャンパンです。光代さん今日も飲んでますか?」って呟くんですよ。そしたら、そのまま向こうから返ってくるんです。
豪 あぁ、あらかじめ向こうのセリフを想定して、リツイートさせるんですね。
光 そう、あたしが「今日も楽しく飲んでるの〜」って呟くわけですよ。で、その後に「でも光代さん、体には気をつけて下さい。僕はbotだから、いくらシャンパンを飲んでも大丈夫。光代さんは人間なので、沢山飲んだら壊れちゃいますよ」って書いて、それが返ってくる。そしたら、周りの人が混乱し始めたんですよ(笑)。
豪 当たり前ですよ! 何が起きてるのかって思いますよ!
光 1回目はそれで上手くいったんですけど、2回目から、間に入ってくる人が出てきて、同じ会話が何度も出てくるようになっちゃって。でも、あれは楽しかったなぁ〜。
豪 やっぱり嬉しいもんですか、自分の呟きでも、返事が返ってきてるようで。
光 botって、そういう楽しみ方じゃないんですか?
豪 多分、違うと思いますよ(笑)。
光 楽しみ方って色々あると思うんですけど、例えば、「僕はbotだから、沢山のワインとかシャンパンを飲んでも平気だけど、光代さんは人間だから、そんなに飲んだらダメですよ」って、ちゃんと説明してくれたら、私だって、お酒、止めますよ!
豪 ダハハハハ! botに言われてお酒、止めますか?
光 そう、ちょっと減らそうかなぁ〜とかね。あ、段々、酔っ払って分かんなくなってきてますけど、大丈夫ですか、こんな話で?
豪 全然、大丈夫です!