煩悩放出 〜せきしろの考えたこと〜
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の両津勘吉、通称両さん。彼は警察官とは思えない突拍子もない行動をすることが頻繁にある。
そんな両さんをその都度叱責するのが上司である大原部長だ。「ばっかもーん!」などと両津を怒鳴り、時には手を上げる時もある。
さらに大原部長の怒りが大きくなると、「両津の大ばか野郎はどこにいる!」とバズーカーを持って派出所にやって来たり、「両津はどこだ!」と戦車に乗ってやって来たりする。
そんな大原部長がさらに怒ったらどうなるだろうか。そこで今回は本当に怒った大原部長について考えてみた。
①敬語になる
いままで「両津」と呼んでいたのに、突然「両津さん」に変わる。「どこだ!」が「どちらにいらっしゃいますかね?」に変わる。この距離感は本当に怒っている証拠である。
②両津が来たらどこか行く
みんなで仲良く話していても、両津が来た途端何も言わずに派出所を出て行く大原部長。たまたまそうなのかと思ったら毎回である。これは本当に怒っている。
③話さなくなる
両津が話しかけても生返事、あるいは無視するようになる。また、両津に話しかける時は中川など第三者を通してくる。本当に怒っている人の行動だ。
④連絡先を変える
大原部長にメールを送ったら戻ってきた! しかしアドレス変更の連絡は来ていない。ラインを送っても既読が付かない。どうやらブロックされているようだ。これも本当に怒っている。
⑤勤務時間を変える
大原部長と一回も勤務時間が一緒にならないことに気づく両津。これは偶然ではない。明らかに避けている。本当に怒っていないとあり得ない行動だ。
⑥両津にだけレスしなくなる
大原部長のブログに派出所のみんながコメント。しかし、両津にだけレスがない。ツイッターのリプも無視。インスタでも反応なし。これもまた確実に怒っている証拠だ。
⑦貸していたものが宅配便で届く
大原部長に貸していたものがある日宅配便で届いた。直接返す機会はたくさんあるというのに、顔を合わせることすら嫌なのだろう。本当に怒っている故の行動だ。
⑧両津と一緒に買ったものを処分する
両津と一緒に買った物を処分する大原部長。両津を思い出させるものを見るのも嫌なのだ。本当に怒るとこのような行動もとるようになる。
⑨「両」という漢字を見るのも嫌になる
両津を連想させるものはすべて嫌になる大原部長。「両」という字を見ただけでイライラする。ゲーセンの「両替機」でさえも「あーっ!」となる。本当に怒っていないとこうはならない。