ルビンの壺という有名な絵がある。
壺のように見えるし、向き合ったふたりの顔にも見える絵だ。
ちょっと視点を変えるだけで、どちらにでもなる。
あなたは今どっちに見えているだろうか?
さて、今回はこの絵を「壺」に見えるようにしてみよう。
100%は無理であるが、壺に見える確率を高めるのだ。
やり方は簡単。言葉の力ということで、ちょっと言葉を添えてみるのである。
もちろんこのように「壺」と添えると壺に見える。最も簡単な方法だ。
では直接「壺」とは添えずに、壺に見せることができるだろうか?
例えば次のような言葉を添えてみよう。
「素敵なデザイン」から想像するのは壺であり、決して向き合ったふたりの顔ではない。
もう壺にしか見えないのではいだろうか。
玄関に置くとなると壺しかない。これもまた壺に見えてくる。もちろんリビングでも床の間でもOKだ。
高価買取という概念があるのは壺である。または「1億円」などと値段を添えるだけでも良いだろう。
プレゼントできるのも壺しかない。
メルカリのカテゴリーを添えてみる。メルカリに出品されているとしたら壺しかない。
花瓶としても使えるのは壺だ。
お母さんが怒る声。ボールやバットで壊れるのは壺である。
またお母さんが怒る声。壊れるのは壺だ。
ずっと探していた自転車の鍵が入っているのも壺。
これは辞書で壺を調べた時の意味。つまりこれは壺なのだ。