魅力的な人に出会うためには、「己が魅力的な人間になれているのか」が最も重要になる。愚痴や不満や文句、妬みや恨み事を言う人には魅力がない。他人に感謝をして、他人のために生きられて、親切心と真心があり、本当に優しく、自分の好きなことを突き詰められて、常に向上心があり成長して、前向きでポジティブな発言を繰り返している人は魅力的で、誰もが憧れる。そんな生き方ができたらいいと思う。
不道徳に生きることを「人間らしい」と言う人がいるが、人は自然に生きると不道徳になる。それは素直に生きることとは違い、自分の生活を脅かすことにもなる。悪口や文句を言い、他人の足を引っ張るのは「己がやられる可能性がある」ということを忘れてはいけない。自分に善意があれば他人にも同じように善意があると思えてくるし、そうしか見えなくなる。自分に悪意があるから他人も悪意があると思ったら大間違いで、すべては自分の生き方や考え方に問題があるだけ。
人の幸福は、他人から感謝されて、他人が喜んでくれて、他人から頼られて、他人から求められて、他人が笑ってくれること。幸福とは「他人」だということに気がつけばどんなふうに生きることが正しいのか分かるし、周囲の人間関係や他人を大切にする思いは自然に生まれるもの。
では、どうすればいいのか。自分には他人から感謝されるようなことができない。そう嘆く人もいるが、そんな時は見習えばいい。同じになれなくても見習える部分はたくさんあり、必ず少しずつできる部分がある。挨拶をする、上品に生きる、お礼やマナーがしっかりしている、清潔感があるなど、勝てなくても同じにならなくてもいいので、小さなことから見習えばいい。自分の生き方が間違っていることを認めて、憧れる人と同じようにすれば、自然と魅力ある人に似てくる。魅力ある人に早く出会いたいならば、魅力を感じる人をドンドン見習えばいい。