結婚のコツは「勢い」、それしかない。これまで5万人近くの人を占ってきた中で、既婚者に聞くと100％と言っていいほど、「結婚の最後の決め手は？」の質問に「勢いです」、そう言う。実際に僕も結婚をした時は勢いでした。その中で、占いでのタイミングやら相性を参考にする。「この人なら大丈夫かな」、そう思わせられる人かどうかが重要で、互いに「えい！ この人で！」と思わせられる勢いがあればいい。結婚とはそんなもの。

　結婚をしたいなら「自分を幸せにしてくれる人を探しています」、そう言っている人はいつまでも結婚はできない。

　結婚とは「この人を幸せにしたい！」、そう強く自分が思える相手に出会い、それが互いに思った時が結婚する相手と時期なだけ。

　結婚は己の幸せのためにするものではなく、相手に幸せになって欲しいと、自分で思えるかどうか、ただ、それだけ。恋愛の延長でも、お見合いでも、どんな出会いでもどんな人でも同じ。条件を並べて、理想を掲げるものではなく、ドラマや映画や雑誌の情報に振り回されてはいけない。

　結婚に良い男も悪い男もいないもので、すべては自分次第、自分がダメだったら、ダメな人と結婚するだけ。

　結婚すらできないことはもっと問題があり、結婚が素晴らしいものということではなく、社会に出て、他人に求められるように生きられて、責任を背負えるように、仕事も恋も努力できる人が結婚できるだけ。

　だから好かれるように生きなければいけない、自分勝手に生きてはいけない、他人に合わせることができた人が結婚ができているだけ。言い訳をしてはいけない、不細工ならそう見せないように努力をしなければならない、取り柄がないなら才能を磨いたり、もっと頑張らなくてはならないだけ。言い訳をいつまでもしていると結婚もできなくなるだけ。

　どんな人にも優しく、親切に、感謝を忘れなければ人としての魅力も出てくるもので、本当に素敵な大人になれば自然と良い縁もやって来る。後は、ほんの少しの勇気だけ。