アイドルやってます。清 亜美です、こんにちは。
清 竜人25、絶賛ツアー中です。このコラムが掲載されるのは、ツアーが終わってすぐの頃。ツアーにて、ゆっくり観光できたのが「新潟」。一人新潟の街をふらふら、そして、「1000円飲み」してきました。
向かったのは、新潟駅からバスで10分ほどの場所「古町」。想像以上に街は静か。裏路地を攻める。ふと見つけた赤提灯と“一品200円から”という魅力的な文字。即、入ることを決める。
店内には、常連の方が数名。すでに赤い顔をしている。ハイボールとなめこおろしを頼み、ちびちび飲んでいると、話しかけてきた隣の席のおじちゃん。「いやぁ、一人でよく入ってきたねぇ」。そこから始まる常連さんたちとの会話。ちなみに、この「いやぁ、一人でよく入ってきたねぇ」はこの後数十回、このおじちゃんの口から発せられる。「酔っぱらってますか?」と聞くと、「いやぁ、酔ったね」。目がトロンとしている。
盛り上がったのは「新潟について」の話。地元の方に聞きたかった質問、「行くべきところありますか?」。口を揃えて即レス、「ないよ」。新潟駅で日本酒を飲んだことや東京から来たことを話す。「お姉ちゃんもっと飲みな! ご馳走してやる!」と、常連のおじちゃん。お言葉に甘え、ハイボールを頂く。「これは食べるべきだよ」。おすすめを頂いたり、あまりにもアットホーム。
おじちゃんいわく「新潟は人情の街」。本当にそう感じた。「東京のほうがいいでしょ」とおじちゃんは言う。もちろん東京はいい。便利だし楽しい。でもここには東京にないものがある。「ない」、でも、とても豊かだ。
帰り際、おじちゃんは言う。「亜美ちゃん、よくぞ入った、偉いぞ。褒めて遣わせよう」。完全なる酔っ払いテンション。思わず笑顔になる。
幸せ気分、ホテルまで歩いて帰ることを決める。徒歩15分ほどで着くと教えてもらった帰り道。私も立派な酔っ払い。迷い迷って、徒歩1時間以上。泣きをみるとは、知る由もなかった。
清 亜美(きよし あみ)プロフィール
プロデューサー兼メンバーである清 竜人とその妻で構成される一夫多妻制アイドル『清 竜人25』の第3夫人。アイドルの固定概念を覆す全く新しいエンターテインメントとして話題に。メンバーの中では主にMCを担当。お酒(特にホッピー好き)、映画(特にスタローン好き)を愛す。自身のブログ『居酒屋1000円の旅』を随時更新中、日々街に繰り出してはせんべろを続けている。