SNSを開けば、本当か嘘かもわからない情報が溢れている毎日。
お家で過ごす時間が増え、単純にSNSでしか人との繋がりを見出せない人が増えているんだな、と日々感じている。
その中でもSNSを上手く利用をし、不安を和らげ、音楽を楽しもうと呼びかけるひとりが”星野源”さん。
星野さんのInstagramで4月2日に投稿をした「うちで踊ろう」が日本だけではなく世界各国で今、話題になっている。
お家でひとり過ごす時間、どうしても仕事に行かなくては行けない環境、いろんな人が世界中いる中で、
それぞれが楽しめる方法を星野さんは自身の楽曲を通して、音楽の素晴らしさ、音楽の持つ力、音楽が与える可能性はもちろん、観て、聴いているあなた自身がさらに自由に広げられるクリエイティブな可能性を”うちで踊ろう”は教えてくれている。
うちで踊ろう ひとり踊ろう
変わらぬ鼓動 弾ませろよ
生きて踊ろう
僕らそれぞれの場所で重なり合うよ
ついつい、わたしも「うちで踊ろう~ひとり踊ろう~♪」とひとり口づさんでしまう。自然と歌うと心が穏やかになる。
何よりも星野さんがInstagramでのハッシュタグを”at home”ではなく、"DancingOnTheInsaide"と”内側で”と呼び掛けているのも星野さんのステキな心遣いを感じ、温かい気持ちになる。
今、医療関係者の方はみんな自分の命を守ることにも気を付けながらも毎日、現場で目の前の人を救おうと必死に戦っている。
そんな人たちにも”お家で踊ろう”ではなく、心の中で、音楽があること、世界のどこかでこの音楽と共に”あなたも繋がっている”と伝えてくれているのだと思う。
日本だけではなく世界各国でいろんな人が星野さんの「うちで踊ろう」にアレンジを重ね、ステキな音楽を日々届けている。
ダンスだったり、楽器の伴奏だったり、コーラスだったり。音楽の力をより一層感じる。
肌と肌での重なり合いはできないけれど、心と心、音と音(動き)が重なり合えることを教えてくれた。
この機会にRooftopWEBにて連載をしている「ホントシオリ」で以前、ご紹介をした星野源さんの”よみがえる変態”や”そして生活はつづく”もこの機会に読んでみて欲しい。
本を読み、あなたの脳内で映像を想像し、言葉の先にある意味を感じられるように。
今までできなかったコトができる。いろんな捉え方や発見ができる最高の機会(時間)だと今を捉え、置き換えて。
いつか、みんなで一緒に歌い、踊れるその日まで stay home.
2020.04.11紹介予定の原稿でしたが、04.12を受け賛否両論がある中での掲載を悩み…
ただ、わたし自身が感じた星野さんの作品や試みには罪は一切ない、と改めて思い掲載をさせて頂きます。(2020.04.13)