魔法のバスに乗っているような愛とキラキラが詰まった作品
東京へ来て5年。まだ季節の変わり目がわからない。時間だけが過ぎて行ってなにか取り残されてるような気持ちになったりもする。この季節になると無性に「東京2006 冬」を聴きたくなる。曽我部さんが故郷の香川県から東京へ来て15年目に作った曲。「現実と近過ぎて、すこしぞっとし、ときどきうんざりし、そのあとはっとする歌」、後にこう解説しています。10年経った時にこの曲を聴いて僕はどう感じるのかなあ? 曽我部さんのレーベル「ROSE
RECORDS」を立ち上げてからの15年間を振り返るベスト盤。レコード、CD、配信、それぞれ本人が選曲・マスタリングをされています。曽我部恵一名義の作品はもちろんのこと、ソカバン、ランデヴーバンド、ユニットからの曲なんかもあり3形態で収録内容も違うので楽しめるのではないかと思います。(阿佐ヶ谷ロフトA:ナカタニヤスアキ)