懐かしいけど古臭くもない、ちょうど心地良いメロディ
「貧乏は分かっちゃいるけど窮屈な暮らしの方が嫌なのさ」このフレーズを聴いて、日々不平不満はあるけれど私は今の生活が好きなんだなと思いました。二曲目の「今夜浮かれたい」という曲なのですが、MVもキイチ君のアパートで撮影したと思われ、彼女まで登場しちゃうんで好きなことをやってる感が楽しいです。バンド名もそうですが、この2ndアルバムのタイトルも何じゃい!? と誰もが思うでしょうが、飲み会でワニの天プラを食べた夜に、そこで出会った女の子に恋をして曲を作ったのが収録されているので、この「鰐肉記譚」になったそうです。全11曲、ギターのリフ一つにしろなにか懐かしいけど古臭くも感じない、ちょうど心地良いメロディで透明感のあるKDのコーラスも素敵です。ピーズとトモフスキーを合体させたような緩やかロックバンドなので、30オーバーの人達にも楽しんで頂けるのではないのでしょうか?(阿佐ヶ谷ロフトA:中谷泰晃)