10年間生み出された幾多の楽曲や、数え切れない程のライブを通じ、おそらくSHIT HAPPENINGと言えば一般的認識に於いて明るい、爽やか、アッパーのようなイメージが世間になかろうか。SHIT HAPPENINGとしてラストを飾る今作『幻燈／星月夜』が2019年4月10日にリリースされる。手を引くような力強いメッセージが詰まった一枚、といった「これまで」の彼らから少し嵌っていないような、それよりもどうしても「これから」の彼らを感じずにはいられない一枚だ。喜び、嬉しさ、悲しさ、苦しさ。様々な感情が渦を巻く音の先のあなたの手を握り、これまでの足跡を一つ一つ音、言葉が光の粒となって身体を辿って、やがてふと零れる笑顔はこの先のあなたの中に在るSHIT HAPPENINGという音楽の在り方の答えなのかもしれない。

　”君を待つ”

　『幻燈／星月夜』共に刻まれたこのフレーズ、一体何を感じて、何を想いますか。（ロックカフェロフト：ヨコミゾ）