感極まり涙を流している宮本は、ロック歌手そのもの
「明日も頑張ろう愛する人に捧げよう」エレカシで何の曲が一番好きかと聞かれたら、悩んだ末に「四月の風」を選ぶだろう。何気ない応援歌と思うだろうが、ところがドッコイここまでたどり着くのにどれだけの時間を費やしてきたか。「金があればいい、あくびして死ね!」と歌ってきた宮本。レコード会社から契約を切られた後に佐久間正英プロデュース「ココロに花を」がヒットし、やっと世に知られる事に。丸くなった訳じゃなく、素直になったと思われる歌詞、そしてメロディの良さ。この30周年さいたまスーパーアリーナでは25周年同様「奴隷天国」で天井から風船が降ってくる楽しい演出もあり、ストリングス隊も入ってかなり豪華です。そして最近では珍しくラストのアンコールに「四月の風」。宮本なりのファンへの感謝の気持ちやったんかなー。感極まり涙を流している宮本はロック歌手そのものでした。2019年もドーンと行ってくれ!!(阿佐ヶ谷ロフトA:ナカタニヤスアキ)