ザ・マックショウの諸作品のジャケット裏に必ず刻印されている「世界の芸術の音　ビーエイディ・レコード」のロゴ・クレジット。そのキャッチコピーに偽りなし、まさに世界基準の音源をコンスタントにリリースし続けている「B.A.D RECORDS UNITED」初のレーベル・コンピレーションが登場した。マックショウ、コルツ、KOZZY IWAKAWAは書き下ろし新曲を含む最新バージョンで参加、炎のピアノマンこと伊東ミキオの「懲りない男」はB.A.D最新モノラル・セッション、ラリー・ウィリアムズじゃないほうの「BAD BOY」はクールスRC時代の横山剣が手がけた名作日本語詩でKOZZYがカバー、生きるロックン・レジェンド、ジェームス藤木が飛び入り参加したライブ・バージョンの「のっぽのサリー」等々、聴き所が満載。こうした企画盤にも一切手を抜かないB.A.Dファミリーの流儀を見せつけたこだわりの一枚だ。（Rooftop：椎名宗之）