大阪・堺を拠点に活動する4ピースロックバンドKANA-BOONの1st mini albumが遂にリリース!! 大手レコード店や媒体での推薦ぶりは、ここ最近のギターロックバンド界隈の中ではダントツではないでしょうか。セールスもメジャーバンドを差し押さえての好調な滑り出し。それはこの1枚を聴けば十分納得するでしょう。定番曲でありリード曲の『ないものねだり』をはじめ、5ヶ月連続自主企画のみで販売されて売り切れとなった幻のシングルから『クローン』や、新録も収録された全6曲は価格以上の充実っぷり。個人的にはライブで初めて聴いて感動した『さくらのうた』は、聴く度に胸をギュッと掴む切ないメロディ、歌詞、声にやられっぱなし。音も歌詞も一切背伸びせず、等身大の自分達を存分に表現している6曲に共感を覚えます。インディーズからこのような作品をリリース出来る彼らは実に幸せ者だと思います。来年の今頃は、彼らの予想を遥かに超えもっと多くの人の心を掴んでいるのだろうな。(新宿LOFT:樋口寛子)