10年間ずっと一緒に活動してきたメンバーの脱退やバンド活動休止から、今一度バンドを見つめ直し、新たな一歩を迎えるきっかけとなった2年振りの新作『neuron』。sleepy.abの武器でもある浮遊感あるメロディや透明感あるボーカルはそのままに、新しい事にも勇敢に挑戦している作品。中でも2曲目『euphoria』の軽快なリズムには正直驚きましたが、個人的には一番好きな曲。そしてこの作品には、はじまり（入り口）と終わり（出口）があるので、14曲収録されているけど全く疲れる事なく聴けるのもお気に入り要因のひとつ。なので、初めてsleepy.abを聴く方でもすんなりと世界に入る事が出来るでしょう。私はこの作品を手にした時から本当に何度も聴いてしまう程、『neuron』が奏でる脳内宇宙にどっぷりと浸かりました。こちらの作品に関してRooftop3月号でインタビューが掲載されるので、併せてお楽しみください。（新宿ロフト：樋口寛子）

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