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トップレビュー頭脳警察/狂った一頁 〜a page of madness × ZK Live at The Doors 2010.3.20〜

頭脳警察/狂った一頁 〜a page of madness × ZK Live at The Doors 2010.3.20〜

2013.01.07   MUSIC | CD

TECH-25327
2,500yen (tax in)
IN STORES NOW

1. オープニング 〜MC〜
2. イントロダクション 〜instrumental〜
3. 次の一頁 〜Piano instrumental〜
4. 沈黙の中で
5. 短恨歌
6. 再会 〜instrumental〜
7. 戒め
8. 惜別 〜instrumental〜
9. 次の一頁
10. エンディング〜MC〜

 2010年3月20日(土)に初台The Doorsで行なわれた「奈良前衛映画祭 AVANT-GARDE JAPAN『狂った一頁』CINEMA×LIVE」の模様を収めた実況録音盤。日本初の前衛映画『狂った一頁』を上映しながら前衛的な日本語ロックの先駆者である頭脳警察が至高のアンサンブルを淀みなく聴かせるという、文字通りアヴァンギャルドな試みが為されている。
 『狂った一頁』とは、『地獄門』で日本に初のカンヌ国際映画祭グランプリをもたらした巨匠、衣笠貞之助が1926年(大正15年)に監督した前衛映画。横光利一、川端康成、片岡鉄兵といった“新感覚派”と呼ばれる作家たちの協力を得て製作された無字幕の無声映画であり、川端康成が原作・脚本を手掛けている。このライブのために書き下ろされた新曲を40分強で一気に聴かせる様は実にスリリングで、時空とジャンルを超えて映画と音楽ががっぷり四つに組んで前衛と対峙したことを伝える“耳で聴くドキュメンタリー”だと言えるだろう。(椎名宗之)

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