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トップレビューPANTA My Way 61 Band/反逆の軌跡〜〜PANTA SOLO 35 TH ANNIVERSARY LIVE AT THE DOORS 2011.11.5&6〜

PANTA My Way 61 Band/反逆の軌跡〜〜PANTA SOLO 35 TH ANNIVERSARY LIVE AT THE DOORS 2011.11.5&6〜

2012.09.10   MUSIC | CD

TECH-50310〜11 / 5,000yen (tax in)
9.19 IN STORES

ディスク:1
1. 悲しみよようこそ
2. 反逆の軌跡
3. 欲望(Desire)
4. JIN JIN JIN
5. MC
6. ブーゲンビリア
7. 月の刃
8. BLOCK25-Auschwitz-
9. つれなのふりや
10. マラッカ
11. 屋根の上の猫
12. MC
13. 波紋の上の球体
14. ロックもどき

ディスク:2
1. P-WAVE
2. キック・ザ・シティ
3. 16人格
4. 五月雨にスラー
5. 切なさが遠すぎて
6. MC
7. 夜と霧の中で
8. 氷川丸
9. 裸にされた街
10. MC
11. オートバイ
12. マーラーズ・パーラー
13. いつもの俺なら
14. 夜明けはまだ
15. R☆E☆D

 過激な政治的歌詞で絶大な支持を得た頭脳警察の音楽ももちろんいいが、個人的にはソロ時代のPANTAのポピュラリティーに溢れた作品群により惹かれる。フランス・ギャルなどのフレンチ・ポップをフェイヴァリットに挙げているのを例に出すまでもなく、彼が紡ぎ出す楽曲の本質は完膚無きまでにポップ。頭脳警察の足枷が取れたソロ時代はそのポップな側面が開花しつつ、アルバムごとに重厚なテーマが設けられた作風で、『マラッカ』や『クリスタルナハト』など名作も多い。本作はそんなPANTAのソロ時代の集大成とも言うべき2枚組ライヴ・アルバム。昨秋のソロ・デビュー35周年記念ライヴで披露された全25曲が余すところなくパッケージされている。「屋根の上の猫」、「マーラーズ・パーラー」、「マラッカ」、鈴木慶一が客演した「オートバイ」、「R☆E☆D」、沢田研二へ提供した「月の刃」、近年の代表曲「氷川丸」等、至高の名曲が凝縮。不肖の身ながら僕が構成したヒストリー・インタビューも封入されているので、初心者にはこれを副読本としてPANTAの深淵なる音楽の魅力に触れてもらえたら嬉しい。(LOFT BOOKS:椎名宗之)
 

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