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ソウル・フラワー・ユニオン / キセキの渚

2011.12.06   MUSIC | CD

BM tunes/XBCD-1037  2,000yen (tax in)
2011.12.21 IN STORES

1. キセキの渚
2. ホモサピエンスはつらいよ
3. ダンスは機会均等〜内田直之の越境ダブ盆唄編
4. おいらの船は300とん
5. 斎太郎節
6. 郡上節(春駒〜八竹)
7. いちばんぼし
8. 偉大なる社会
9. 雑種天国
10. キセキの渚<インスト>

ソウル・フラワー・ユニオンの新譜『キセキの渚』発売記念 先取りレビュー!

「東北の地で出会った、不屈の精神で戦っている人たちに捧げるロックを書きたいと思った」
12月21日に発売されるソウル・フラワー・ユニオンの新譜『キセキの渚』。発売に先だって行なわれた本誌インタビューで、フロントマン中川氏はそう話した。
今作を語るのに東日本大震災を抜きにすることは出来ない。発災以降、ソウル・フラワー・ユニオンのメンバーは、幾度も東北の地に足を運び、支援物資と共に音楽を届けてきた。東北での活動の中、被災地で踏ん張る人たちと邂逅を重ね、その縁が紡がれ今作が生まれたと言っても過言ではないだろう。
収録曲の中には、東北での出会いが制作のきっかけとなったアルバムタイトル曲『キセキの渚』や、『ホモサピエンスはつらいよ』などの新曲はもちろんのこと、『おいらの船は300とん』『斎太郎節』『郡上節(春駒〜八竹)』など、東北の被災地を巡る出前ツアーには欠かせないナンバーも収められている。そして先だって発表された中川敬個人名義のアルバム『街道筋の着地しないブルース』から『いちばんぼし』。東北の地でニューエストモデル時代からのファンに多く会ったことが影響していると語る『偉大なる社会』から『雑種天国』の流れ。最後は『キセキの渚』のインストで締まる。

「自分がどう生きていくのかということを問われる」
 東日本大震災はどんな影響をあたえましたか? との質問に、そう答えた中川氏。2011年12月時点でのソウル・フラワー・ユニオンの答えはこのアルバムに収められている。必聴すべし!(ロフトプロジェクト:上野祥法)
 

2012年1月号でインタビュー掲載!!

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