XQEH-1011 / 1,800yen (tax in)
7.20 IN STORES
1. recycle
2. 手、掴む 音と音を
3. プラットホーム
4. 意識の空欄
5. 雨につき
6. 11月
7. みらい
dry as dustの3rd.アルバム『ノンフィクション』は、中尾憲太郎氏をプロデューサーに迎えた作品。昨年3月にリリースされた『Good Morning』がリリースされた当時はたしか上京して1年も経ってなくて、ボーカル松永晴貴はインタビュー中落ち着かないのか、捨てられた子犬のような顔をしていたことを思い出した。その彼らが強力なプロデューサーとともに新たな作品を作り上げた。
今作も、彼らの最大の魅力である松永の突き抜けるように気持ちの良い高音を聴かせるボーカルは健在。いや、もっともっと研かれた感もある。サウンドも、憲太郎さんのエッセンスが加わり、「ロック」を妥協することなく追究した。その結果、よりストレートにボーカルを聴かせるアレンジとなり、バンドが着実に進化をしていることを感じた。また、以前と変わらず、剥き出しの感情で描かれた歌詞も、『ノンフィクション』と付けられたタイトルを表すかのようにリアリティーある言葉を伝える。東京に染まらずに活動を続けて欲しいと思うバンドのひとつだ。(Rooftop:やまだともこ)