CRCP-40288 / 2,300yen (tax in)
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<参加アーティスト>
1.無題 / amazarashi
2.少年の掌 / ハイスイノナサ
3.orange juice / dry as dust
4.きたない世界 / 秀吉
5.shoegazer(t.d.b.b DEMO) / SuiseiNoboAz
6.HE IS MINE / クリープハイプ
7.バケツの中でも / 踊ってばかりの国
8.黒猫のコーラ / 0.8秒と衝撃。
9.ベートーヴェンを聴きながら / THE UNIQUE STAR
10.Stay tune / today is the day
11.白昼夢 / caroline rocks
12.Stranger / WHITE ASH
13.Annie / カフカ
14.バー / wooderd chiarie
15.夢遊病 / Antelope
今とこれからのロックシーンを繋ぐ極上のコンピレーションアルバム
「今」とこれからのロックシーンを代表する新世代のバンドが集まったコンピレーションアルバム『36.5℃』。
36.5℃と言えば人間の平熱である。熱すぎるわけでもなく、かと言って低すぎるわけでもなく、至って普通の状態。なぜ、このタイトルになったのか、最初は不思議で仕方がなかった。しかし、曲を聴くに従い、もしかしたらこの作品を聴く事によって、36.5℃という体温が上昇することを意味しているのではないだろうか、と。人は興奮すると体温が上昇する、ライブで動けばもちろん体温は上がる。誰かにキュンとした時だって、1℃ぐらいは体温がポッと上がっているだろう。そういった、何もない状態から何か行動に促すものとしてこのタイトルが付いたのではないか。そう思って聴いてみると「なるほど」と納得できる部分が多々あった。ライブならではの熱さ、ライブならではの空気、ライブならではの「生」を感じられるバンドが集結していた。全バンドが「今」を生きていて、じわりじわりと炎を燃え上がらせ、これからやってくる未来をちゃんと見据えている。「最近の若者は〜」と何かにつけて若者の元気がないことを嘆く人もいるけれど、私にはそうは思わない。どこかにエネルギーをため込んでいて、燃え上がるその時を待っているのではないだろうか。現にこの作品では、若者たちがどれほどの情熱を注ぎ込んだ1曲が詰め込まれているのか、計り知れないはずだ。
そうやって出来上がった『36.5℃』は、まぎれもなく「今」のライブハウスシーンにも根付いている作品ではないだろうか。ライブハウスに精通する人たちが集まって作ったからこそ集めることができた顔ぶれ。この作品を聴いてライブを見たくなったとか、一歩前に進んでみようとか、落ち込んでいる気持ちがちょっとだけどラクになったとか、少しでも何かの原動力になることを切に願う。(Rooftop:やまだともこ)
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