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慨世の遠吠え〜強い国になりたい症候群 / 鈴木邦男・内田樹

2015.05.07   CULTURE | BOOK

鹿砦社 / 1400yen

 今はやりの内田樹さん。内田さんは合気道の達人でもある。道場も持って居る。「共に武道家であり思想家が戦後70年の日本の社会の問題を10時間にわたり語り尽くした」と帯にはある。鈴木邦男さんは1年に360冊以上本を読んでいる読書家であり、今や右翼ではなくリベラルな「行動する評論家」なのだと思う。「新右翼、活動家」というレッテルは死ぬまで消えないのかも知れない。鈴木邦男さんの本はほとんど読んでいる私としてはこの本の出版はとてもタイムリーでうれしい限りだ。その二人が武道の話から憲法改正、集団的自衛権、排外主義、貧困、マスコミの劣化を議論する。概世(がいせい)とは世の中のありさまを憂えることらしい。この両人は武道家でもあるので「身体を張って書いて喋っている」のが見え隠れする。面白い。言葉もテーマも形式論を抜きにして語り合っている。(平野悠)

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