漫画の神様「手塚治虫」。本作品では そんな神様「手塚治虫」が、どの様に仕事に励んでいたかを、手塚の当時のアシスタントや担当編集者、家族等関係者にインタビューを行い、その内容を漫画化する事によって描き出している。神様とまで呼ばれた人が、実は日々締め切りに追われ、またその仕事のストイックさ故に周りの人間を当惑させていた事。何年間もほとんど寝ずに漫画を書き続け、果てには病床につき、それでも息を引き取る間際まで作品を描き続けていた事。天才としての手塚治虫ばかりではなく、彼の人間的な面が色々と知れて、何かとても勇気づけられる。５巻で完結してしまった当作品だが、まだまだ、紹介しきれていないエピソードがたくさんあるそうで、なんとネイキッドロフトでは作者の二人を呼んで、1月23日に「ブラック・ジャック創作秘夜」と題したイベントが開催される。司会は漫画にも登場する当時アシスタントしていた漫画家、石坂啓。 気になる人は是非、当日ネイキッドロフトへ！！（小柳元 / Naked Loft）