2020年1月23日にバーチャルライバーグループ“にじさんじ”から結成された6人組ユニット『Rain Drops』が8月26日(木)に「Rain Dropsファーストワンマンライブ『雨天決行』」を東京ガーデンシアターで開催した。
2021年2月に開催された「にじさんじ Anniversary Festival 2021」では、童田明治が体調不良で休養していたため、5人による出演となっていたが、今回満を持して6人全員による初のワンマンライブ開催となった。
本公演は新型コロナウイルス感染症対策として着席と発声が禁止されている中、会場はメンバーカラーのペンライトで彩られオーディエンスが各々で楽しむ準備ができるとBGMの終了と共にオープニングムービーのSEがメインスクリーンに映し出され『雨天決行』が開演した。SEが終わると攻撃的なギターサウンドと「狂っちゃえばいい」の歌詞が印象的な「セルフィーDimension」から始まり会場を盛り上げていく。畳みかけるように三枝明那が初めて作詞に挑戦した「ラブヘイト」、ジョー・力一のラップ歌唱で始まる「ミスティック/マインワルド」の3曲を披露した。
3曲披露後のMCでは童田明治のRain Dropsの3D衣装に関する話やメインスクリーン以外に両サイドに設置されたサブスクリーンを移動して舞台袖のオーディエンスに会いに行くなど会場を駆け回った後、4曲目からユニット編成による歌唱がスタートした。2nd MINI ALBUM『オントロジー』に収録された 三枝明那&ジョー・力一 feat. える「ソワレ」や鈴木勝&緑仙&童田明治「白と嘘」をそれぞれの世界観で歌い上げる。そしてドアの開く音と共に緑仙が舞台袖より登場すると「ミュウ」の演奏が始まった。緑仙のオンステージから、「主よ 主よ 主よ」の歌唱と共にサイドスクリーンからの5人が登場していき演劇の様なストーリー仕立ての演出はオーディエンスを圧倒した。
7曲目から2曲続けてカバー曲を披露。CD特典として収録された緑仙&三枝明那&ジョー・力一による「キャットアイメイク」。男女の三角関係を描いた「ACUTE」を童田明治&鈴木勝&えるが歌唱。 MC後に三枝明那&童田明治&える&ジョー・力一による「シグナル」で会場を盛り上げた後は、今年3月にGOODS CDとして発売された、ジョー・力一が作詞を手掛け夜の大散歩をテーマに制作された「Flowing, walking」とジュブナイルダイバーの続編として制作された「リフレインズ」は桜吹雪を背景に歌唱した。その後、MCでRain Dropsのメンバーから“イカれたバンドメンバー”として、バンマスギター“奈良悠樹”、ギター“堀崎翔”、キーボード“岸田勇気”、ベース“ウエムラユウキ(ポルカドットスティングレイ)”、ドラム“ゆーまお(ヒトリエ)”が紹介されたあと、メドレー編成で、ドラマ「初情事まであと1時間」ED主題歌「明日は日曜日」、「蜜ノ味」「ジュブナイルダイバー」の3曲を歌唱した後、大きな満月を背景に鈴木勝のソロ歌唱から始まり6人歌唱に切り替わっていく「Under The Moon」。そして彼らの代表曲ともなった「オントロジー」を歌唱して本編は終了した。
会場はアンコールの拍手に包まれながらメンバーが登場すると、カバー曲『ワールズエンド・ダンスホール』からアンコールがスタート。同楽曲はオーディエンスからリクエスト曲を募集したタイトルの中からリクエストが多い楽曲として披露された。
そして雨音と共に傘をさした童田明治が登場し「雨言葉」の演奏が始まる。メンバー1人1人が童田明治もとへ集っていく演出に多くのオーディエンスが涙した。MCで本編とアンコールを振り返っていくと会場には花火の音が鳴り響き、YouTubeやTikTokにお祭りソングとして投稿された「雨天決行音頭ロジー」で会場を笑顔に変えた。アンコールラストのMCでは、メンバーそれぞれがオーディエンスにメッセージを伝えた。
える「長い間練習してきて、本番の一瞬のためにメンバー6人と出来たことが嬉しかった。ライブだけではなく、これからも色々な事をやっていきたいです。」
三枝明那「このご時世にLIVEができ、会場へお越し頂き、オンラインでご視聴いただきありがとうございました。このような楽しい場をみんなに届けられたのは普段応援してくれる皆さんやスタッフさんが居ないとお届けできなかった。また、このような楽しい機会をみんなで作っていきましょう。」
鈴木勝「みんなのおかげで今日の舞台を作る事ができました。ワンマンライブを振り返ってこんなにいろんな曲をみんなで歌ってきたんだな。自分達の足跡ができてきてもっともっとみんなに好きになって欲しいと思いました。これからも宜しくお願いします。」
緑仙「Rain Dropsこの舞台までたくさんお待たせしましたが、皆さんが思い描くRain Dropsになれましたか?長い年月を掛けてここまで一つになれたことをお見せできたと思います。僕たちはここで満足せず、スタートラインだと思い、もっともっと良いものを期待に応えられるように頑張っていくので見守っていてください。」
童田明治「童田は6人でステージに立てたことが凄く嬉しかったです。みんなで歌えて凄く嬉しく楽しく思えました。皆さんのお蔭でステージに立てているので、これからも応援を宜しくお願いします。」
ジョー・力一「普段のVTuberの活動でイベントやLIVEで打ち上げ花火を上げているが、Rain Dropsは小さくても燃え続ける太陽だとLIVEを通じて思い浮かべてました。小さな太陽の光が雨を反射して綺麗な虹が出来れば良いと思いました。皆さんが描いてくれた物を我々も見てみたいので一緒にRain Dropsを作っていきましょう。」
そして重大発表として2022年2月17日(木)と18日(金)に東京豊洲PIT2daysLIVEの開催と、9月22日(水)に発売される1st FULL ALBUM『バイオグラフィ』より新曲「エンターテイナー」を初解禁・初披露を行い、進化したRain Dropsの歌唱と遊園地でのシャボン玉や花火など華やかな演出でオーディエンスを魅了した。
ラストはYouTubeに初投稿され『雨天決行』を通じてこれからのRain Dropsの幕開けを告げる「VOLTAGE」を歌い上げてライブは終了した。
「Rain Dropsファーストワンマンライブ『雨天決行』」は、9月5日(日)23:59までニコニコ生放送より有料チケットによる視聴ができるので、気になる方は9月4日(土)23:59までにチケットをお買い求めいただき、笑い有り、涙有りのLIVEの模様をチェック。詳細はこちらをクリック。
Rain Dropsファーストワンマンライブ『雨天決行』セットリスト
01. セルフィーDimension
02. ラブヘイト
03. ミスティック/マインワルド
04. ソワレ
05. 白と嘘
06. ミュウ
07. キャットアイメイク
08. ACUTE
09. シグナル
10. Flowing, walking
11. リフレインズ
12. 明日は日曜日 ※メドレー①
13. 蜜ノ味 ※メドレー②
14. ジュブナイルダイバー ※メドレー③
15. Under The Moon
16. オントロジー
17. ワールズエンド・ダンスホール
18. 雨言葉
19. 雨天決行音頭ロジー
20. エンターテイナー
21. VOLTAGE