cinema staffが2027年9月12日(日)豊洲PITにて開催されるワンマンライブをもって、解散することが発表された。
今後の活動についてメンバー及びスタッフと話し合いを重ねた結果、バンドを解散するという決断に至ったという。
cinema staffは2003年、高校の同級生である辻友貴、飯田瑞規、三島想平により前身バンドを結成。2006年に、ドラムの久野洋平が加入。2012年にはポニーキャニオンよりメジャーデビューを果たし、テレビアニメ『進撃の巨人』後期EDテーマに起用された「great escape」がスマッシュヒットを記録。
また、2013年からは、地元岐阜県にて主催フェス『OOPARTS』を開催。今年4月に開催された『OOPARTS 2026』は両日チケットがソールドアウトとなり、大盛況のうちに幕を閉じた。なお、主催フェス『OOPARTS』についても解散に伴い、本年2026年の開催をもって終了となり、開催を発表していた来年の『OOPARTS 2027』は開催を行わないこととなった。
解散ライブの詳細については、追って後日発表される。
辻友貴(Gt)コメント
長い間、同じ4人でバンドを続けてきました。
今は、この4人でやれることをやり切ったのかな、という気持ちです。
もっとギターが上手かったら、自分にも良い曲が書けたら、もっと色々なことができたら、違う未来もあったのかな、と考えればキリがありません。それでも、想像していなかったような場所にたくさん行くことができたし、本当にたくさんの人と出会うことができました。
20年もバンドをやっていると、まあ色々なことがあります。100個うまくいかないことがあっても、1回最高のライブができると全部忘れて、「やっぱりバンド最高だな」と思う。そしてまた、100個うまくいかないことが起きる。その繰り返しで、気が付けば20年が経っていました。
酒を飲みながらスタジオに入ったり、ライブをしたり、レコーディングをしたり、バンドをやりながら店を始めたり。振り返れば、自分は本当に好き勝手、自由にやらせてもらったと思います。
cinema staffは、どこかひとつの場所に完全に収まるわけではなく、色々な音楽やバンド、人たちの間を行き来してきた、少し変な立ち位置のバンドだったと思います。だからこそ、OOPARTSをはじめ、色々なイベントを自分たちで作ることができたし、本当にたくさんのバンドと一緒にライブをすることができました。
そんなバランスで長い間バンドを続けてこられたのは、ライブを観に来てくれた皆さん、音楽を聴いてくれた皆さん、一緒にライブをしてくれたバンド、関わってくれたスタッフや友人、そしてcinema staffに関わってくれたすべての皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。
残りのライブが、「解散するバンドのライブ」になってしまうことにも、もちろん複雑な気持ちはあります。観てくれる皆さんも、今までと全く同じ気持ちでは観られないかもしれません。それも含めて、それぞれの受け取り方で観てもらえたらと思っています。
この20年間、何ヶ月先だろうが何年先だろうが、スケジュールはとりあえずcinema staffを最優先にして生きてきました。もはやそれ以外の予定の立て方をあまり知らないので、これから急に自由になってどうしたらいいのかは、まだよく分かりません。
せっかくなので、今までできなかったことをやったり、行けなかったところに行ったり、何もしなかったり、cinema staffを最優先にしない人生というものを、一度やってみようと思います。
cinema staffとしては終わりますが、店も続けますし、音楽も続けます。なんだかんだ、これからも音楽の周りをウロウロしながら生きていくんだと思います。
cinema staffとして過ごした時間が、これを読んでくれた皆さんの中にも、何かひとつ残ってくれたら嬉しいです。いつか過去のバンドの話をするときに、cinema staffっていう変なバンドがいたよなってバンドの歴史のどこかで語り継がれていたら、それ以上に嬉しいことはありません。
ここまで一緒にいてくれて、本当にありがとうございました。
最後まで、cinema staffをよろしくお願いします。
飯田瑞規(Vo / Gt)
高校の同級生だった辻と三島に出会い、大学から久野が加わって、cinema staffとして活動を始めました。
当時は、まさか約20年もバンドを続けることになるなんて考えていませんでした。偶然出会って、一緒に音楽を始めた4人でしたが、今振り返ってみると、あの日あの場所で出会えたことが、不思議と必然だったようにも感じます。
4人で音を出して、様々な場所へ行って、そこでまた誰かと出会う。
僕にとって、バンドとともに過ごしてきた時間は、人生そのものです。
そして、僕らの音楽を見つけてくれる人がいる。ライブに来てくれる人がいる。自分たちの音楽が、誰かの日々の中にあることを知りました。
もちろん、僕たち4人だけでここまで来られたわけではありません。cinema staffにいつも寄り添いながら、支えてきてくれたスタッフチームには、本当に感謝しています。一緒に歩んでくれてありがとう!
活動の中で出会ったバンドやアーティスト、OOPARTSを通して力を貸してくれた街の人たち、友達や家族。
そして何より、僕らを見つけて、出会ってくれたあなたに心からの感謝を。
僕たちの音楽が、あなたの何かになれていたことが、cinema staffを続けてきた大きな意味のひとつです。
そんな時間を経て、僕たちはこれからのことを話し合い、cinema staffは解散することになりました。この先もcinema staffを楽しみにしてくれていた皆さんには、本当に申し訳なく思っています。
でも、残された時間で何が出来るのか。それは自分たちが楽しいと、かっこいいと思えるライブをして、来てくれるあなたに楽しんでもらいたい。何度考えてもシンプルでした。
最後まで僕たちらしく音楽を鳴らして、一緒にいい時間を過ごせたらと思っています。
ここまでcinema staffを一緒に作ってくれて、本当にありがとう。
あなたが好きになってくれた音楽を肯定できるように、残りのライブで返します。
最後まで、よろしくお願いします。
三島想平(Ba / Cho)
辻友貴、飯田瑞規、三島想平、久野洋平。
4人でcinema staffであると同時に
それぞれが一人ひとりの人間であるということを尊重するために
cinema staffを解散することにしました。
直接ご報告できていなかった皆様、申し訳ありません。
15歳で出会った辻くん、飯田くん。18歳で出会った久野くん。
人生で初めて組んだバンドで産み出した150曲超。
数えきれないほどのライブ、ツアー。
活動の結晶であり源泉でもあったOOPARTS。
出会い別れ、いいこと悪いこと、そのほぼ全てを、
20余年に及ぶ長い長い青春を、4人で共有してこられたことをとても誇りに思います。
歩みの中で関わってくれた、応援してくださった全ての皆様に大きなリスペクトと感謝を。
決して自分だけの力では見ることの出来ない夢のような光景を沢山見させて頂きました。心の底から、ありがとうございました。
残りのライブも皆さんに全力で楽しんでもらえるよう、魂を込めて演奏します。
最後まで僕たちらしく、大きな音でドカンとやります。
よろしくお願いします。
久野洋平(Dr)
18歳の時に加入してから約20年、cinema staffを中心にして人生を歩んできました。
しかし今後の事を話し合う中で、ここから先はそれぞれの人生を歩んだ方が良いという結論になりました。
cinema staffの未来に期待してくださっていたみなさんには申し訳ない気持ちでいっぱいです。
しかし正直なところ、自分の感情としては「20年間も高い熱量のままやり切ることができた」という達成感が強いです。
今までバンドに手を抜いた瞬間は無いと言い切れます。
そして最後まで全力でやり切ります。
最後にもうひとつ。
何度もバラバラになりそうな瞬間はありましたが、ここまで続けて来れたのは確実に応援してくれたみなさんのおかげでした。
本当にありがとうございました!














