ミツメの川辺素が初のソロアルバムを6月17日(水)にリリースすることが決定。第1弾先行シングル「エイリアンの恋」をデジタルリリースした。
バンド・ミツメの活動を経て、よりパーソナルな表現へと踏み出した本プロジェクトにおいて、「エイリアンの恋」はアルバムの空気感やテーマを感じさせる一曲。恋人と過ごす時間の中で生まれるすれ違いや、言葉にできない感情、そして気づかないうちに変化していく関係性をテーマに描かれている。日々の生活の中に埋もれてしまいそうな小さな違和感や後悔をすくい上げ、聴き手それぞれの記憶や感情と自然に重なり合う。
ベースにTocagoの磯部智、ドラムにBROTHER SUN SISTER MOONの岡田優佑を迎え、街のリハーサルスタジオに機材を持ち込み録音された。レコーディングのためのセッションを経て収録された2人のサウンドに、ギター、シンセサイザーを川辺が多重録音している。どこか宅録の手触りを残しつつもバンド演奏の一度きりの良さを閉じ込めた、川辺のサウンドプロデュースならではの質感になっている。
簡素でありながらダンサブルなビートの上で、印象的なギターリフが耳に残り、輪郭のあるフレーズと揺らぐ音像が行き来することで、緩やかな抑揚と温度の移ろいが生まれている。音数を抑えた構成の中に、これまでの川辺の音像を引き継ぎつつも、新たな色気と陰影がにじむ。
川辺の穏やかで親密なトーンのボーカルが感情を過度に押し出すことなく、その余白によって聴き手の想像を引き出し、やわらかな響きの中に切実さを滲ませる。すれ違いや距離といった普遍的なテーマの中で、時間の経過とともに変化していく感情が、静かに浮かび上がってくる。
ミックスは川辺自身によるベースをもとに、葛西敏彦とともに最終的なミックス/マスタリングを仕上げた。演奏の生々しさと立体感が共存するサウンドに仕上がっており、ソロとして新たなフェーズに入った川辺素の変化を自然と感じさせる内容になっている。 アルバムの入口として、そして聴き手それぞれの記憶や感情に寄り添いながら、静かに余韻を残す。















