ルアンとゆっきゅんのコンビからなる電影と少年CQが、最終ミュージックビデオ「愛と血のやり方」を発表した。
監督・編集はフォトグラファーの須藤絢乃、楽曲の作詞作曲はジャズミュージシャンの菊地成孔、編曲を久徳亮が手掛けている。「愛と血のやり方」は今月配信リリースされた4thアルバム『HAPPY END』に収録されている。
また、電影と少年CQは来る12月13日および12月29日にラストライブとなるハッピーエンドワンマンを大阪・東京にて開催する。
須藤絢乃(フォトグラファー)コメント
吸血鬼学校の放課後。
名画座に立ち寄るのが、私たちの約束のない約束。
ここはいつも誰もいないし、静かで、涼しいから好き。
いろいろな映画を観たけれど、どんな話だったかはもう覚えていない。
スクリーンの恋人たちが愛し合う姿を見るたび、少し吐き気がする。
化粧室で拾った古い剃刀を眺める。
君の首から流れる血は、柘榴の汁みたいな味がする?
ねえ、週末はここでお遊戯会の練習をしよう?
昼は港の薔薇園で盗み食いをして、午後はまたこの劇場に戻って、夕暮れまで寝よっか。
どうせ、私たちしかいないのだから。
ゆっきゅんとルアンちゃんとの出会いは、故・金子國義の邸宅を舞台に撮影を行った「Anima/Animus」シリーズを制作していた時期だった。
SNSでモデルを募集した際に声をかけてくれたのがゆっきゅんで、彼を通してルアンちゃんにもモデルをお願いすることになった。
故人の邸宅に伺うのはなかなか難しく、撮影は難航していたが、“ヴィスコンティの世界”と謳われた金子邸のパラレルな舞台として、横浜の洋館や遺構で二人を撮影したのが、私たちの関係のはじまりだった。
それから数えきれないほど多くの写真作品を共に生み出してきた。
今回MVのお話をいただいた時、電影と少年CQの二人として最後のロケーションは、やはり横浜だと思った。
二人といくつもの思い出がある開港記念会館を舞台に、“吸血鬼学校の放課後”をテーマに撮影を行った。
菊地成孔さんの描く、曖昧で未熟なエロスの世界を。
Live Info.
電影と少年CQ単独公演『CQ#310 HAPPY END』大阪編
2025年12月13日(土)
会場:グランドサロン十三
開場12:00 / 開演13:00
チケット:
通常チケット:¥6,000(別途ドリンク代)
VIPチケット:¥9,000(※優先入場権 / ミニポスター / 当日の芝居に使用する音源データつき)
電影と少年CQ最終公演『CQ#310 HAPPY END』東京編
2025年12月28日(月)
会場:アイマショウ
開場16:30 / 開演17:30
チケット:通常チケット:¥6,000














