
佐野元春&THE COYOTE BANDが新作アルバム『HAYABUSA JET Ⅱ』(ハヤブサ・ジェット・セカンド)を12月10日(水)にリリースする。
優れたポップセンス、卓越したソングライティング、そして圧倒的なライブ・パフォーマンスで、日本の音楽シーンに唯一無二の存在感を放つ佐野元春。
2025年3月にデビュー45周年を迎え、現在活動を共にするザ・コヨーテバンドも結成20年目を迎えた。そんな節目の年にリリースされるのが、本作『HAYABUSA JETⅡ』(ハヤブサ・ジェット・セカンド)だ。

常に新しい音楽表現を追い求める佐野が、取り組んだテーマは「元春クラシックスの再定義」。自身のクラシック曲を“新世代にプレゼンテーションしたい”という想いから『HAYABUSA JET』の制作がスタートした。
『HAYABUSA JET Ⅰ』では80年代の楽曲を中心に再定義が行なわれたが、新作『HAYABUSAJET Ⅱ』では、時代を超えて響くメッセージ性の強い楽曲が数多く収録されている。
前作同様、これまで多くの若者を鼓舞し、勇気づけてきた名曲が最新のスタイルで甦る。そこに流れるのは、“ノスタルジーだけでは終わらせない”という佐野の強い意思だ。リリックや演奏を可能な限り「今」に響かせることで、聴く世代を超えて楽曲の真価を問う。佐野が近年よく口にする「For future generations」(未来の世代のために)という言葉に、今の彼の想いが込められている。
コヨーテバンドの演奏は、楽曲が持つエッセンスをオリジナル以上に際立たせ、より強靭なサウンドを生み出している。レコーディング・エンジニアは長年佐野サウンドを支えてきた渡辺省二郎、マスタリングはUKの名匠マット・コルトン(Matt Colton)が担当。
今回の新作について、佐野はこう語っている。
『HAYABUSA JET Ⅰ』が、これまでのファンだけでなく、新しい世代の音楽リスナーにも届いたのが嬉しかった。本作も『Ⅰ』と同じく、“新作”を作るつもりで取り組んだ。
デビュー45周年、そしてコヨーテバンド結成20年。佐野元春の旺盛な開拓精神はいまも健在。『ノスタルジーだけでは終わらせないぜ』──そんな佐野の声が、アルバムのすみずみから聞こえてくる。
佐野元春&THE COYOTE BANDの『HAYABUSA JET Ⅱ』は12月10日(水)にリリースされる。
佐野元春デビュー45周年について
2025年、佐野元春はデビュー45周年を迎えた。彼がこれまでの音楽シーンに残してきた足跡は大きい。1980年代の音楽シーンを革新に導いたひとりだ。単身ニューヨークにわたり制作したアルバム『VISITORS』。賛否両論を引き起こしたこのアルバムはドメスティックな日本の音楽状況に風穴をあけた。
当時、佐野はパリ、ベルリン、ロンドン、ニューヨークといった都市を飛び回り、世界各地で同時多発的に起こったユース・カルチャーと同期しながら新しい音楽表現を模索した。その成果はアルバム『Cafe Bohemia』(1986)、『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』(1989)などの作品に結実した。
80年代当時から自身のインディーレーベルを主宰、独自のプロデュース・スタイルを展開してきた。その先駆的なスタイルはソングライティングやライブパフォーマンスにとどまらず、雑誌出版、放送コンテンツ、音楽フェスなどのプロデュースなどに及び、時代をまたいだリスナーに新しい音楽体験を提供している。
商品情報

佐野元春&THE COYOTE BAND『HAYABUSA JET Ⅱ』
発売日:2025年12月10日(水)
仕様 / 番号 / 価格:CD / DMA-045 / ¥3.500(税抜)
販売:ソニー・ミュージック / 発売元:DaisyMusic
ダウンローディング価格(1曲):¥255(税込)
販売:iTunes Store など / 発売元:DaisyMusic
【収録曲】
01. 君を想えば
Innocent Based on ‘Innocent’ from the album ‘The 20th Anniversary Edition’(2000)
02. 新しい航海
New Voyage Based on ‘新しい航海’ from the album ‘ナポレオンフィッシュと泳ぐ日’(1989)
03. 太陽
The Sun Based on ‘太陽’ from the album ‘The Sun’(2004)
04. 新しいシャツ
New Shirts Based on ‘新しいシャツ’from the album ‘The Circle’(1993)
05. レイン・ガール
Rain Girl Based on ‘レイン・ガール’ from the album ‘The Circle’(1993)
06. 訪問者たち
Visitors Based on ‘Visitors’ from the album ‘Visitors’(1984)
07. 君を汚したのは誰
Shame Based on ‘Shame’ from the album ‘Visitors’(1984)
08. 吠える
Happy Man Based on ‘Happy Man’ from the album ‘Someday’(1982)
09. 誰かが君のドアを叩いている
Someone is knocking on your door Based on ‘誰かが君のドアを叩いている’ from the album ‘Sweet16’(1992)
10. 新しい世界
New Age Based on ‘New Age’ from the album ‘Visitors’(1984)
All words and music arranged and produced by Motoharu Sano
<THE COYOTE BAND>
Drums:小松シゲル、Bass:高桑 圭、Guitar:深沼元昭、藤田 顕、Keyboards:渡辺シュンスケ
Produced by Moto 'JET' Sano / Recorded & Mixed by 渡辺省二郎
Mastering Engineer : Matt Colton / 2025©M's Factory Music Publishers
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