声楽家の蔵田みどりがファーストアルバム『花束降るひ』を11月24日（月）にリリースする。
透明感ある伸びやかな歌声、情景豊かなことばと楽曲が聴く人を包み込む本作は、編曲にアーバンギャルドのおおくぼけいを迎え、楽曲に多角的な色彩を加え、新しい世界観を構築している。
声楽家としての歌声をふんだんに響かせた曲もさることながら、まるで少女や妖精のように繊細で儚げなものや、明るくポップでキャッチーで繰り返し聴きたくなる楽曲、ブルースのように聞こえる情感溢れる楽曲まで、光と影で魅せる蔵田みどりの豊かな表現が収録された一枚になっている。
ベースとマスタリングエンジニアにはヒカシューの坂出雅海を迎え、歌はほぼ一発録りなど、限りなくライブ感を残したままの音に仕上がっているのも特徴のひとつ。
奏者には、元レベッカのギタリスト友森昭一や、チェリストの四家卯大、MUSIC for ISOLATIONでの活躍も目覚ましいマルチリード奏者・竹内理恵など各界で活躍中の個性光るアーティストが参加し、楽曲にて全員がその素晴らしい音を奏でている。全曲聴き終えた後にはきっと何かに圧倒されているであろう、情景や感情が鮮やかに伝わる唯一無二のアルバムだ。
蔵田みどりコメント
声楽家になった頃には、まさか自分の楽曲でソロアルバムをリリースすることになるなんて、思いもよりませんでした。
歌の練習の合間の楽しみとして作曲していた曲を、ふとしたきっかけでライブで歌った時の喜びは今でも忘れられません。「あぁ、私はこっちの道を選択していくのかもしれない。」という声が聞こえた気がしました。その時から、聞いてくださるひとりひとりの表情や、感情の揺らぎを歌いながら感じとる度に、いつかソロアルバムリリースしたい。と願ってきました。
誰かの日々にそっと寄り添ったり、一緒に泣いたり、笑ったり、抱きしめてあげたい。
そう願い続け、やっと今回このソロアルバムが完成しました。
あなたにとって、ここから先の道を一歩進めるための、勇気を開く伴とお守りになってくれたら、とっても嬉しいです。
【蔵田みどり経歴】
京都市出身。京都市立芸術大学音楽学部声楽科卒業後、ロームミュージックファンデーション奨学生としてチューリッヒ音楽大学（現チューリッヒ芸術大学）へ留学。帰国後、オペラ、リサイタル、コンサート等、数々の舞台に出演。
クラシック界での活動後は、作詩・作曲、インプロ、バンドなどにおいて、多様なアーティスト、ミュージシャンと共演。
映像作品では、林海象監督／永瀬正敏主演『彌勒MIROKU』生演奏上映〈Film Orchestra〉ver.にてVocalを務めた他、多くの国際映画祭に出品・ノミネートされた平林勇監督『BABIN』『663114』『SOLITON』『SHELL and JOINT』にも歌で参加。
バンドにおいては、Vocal, Bass, Pf, 箏で構成された、メンバーそれぞれのつくる楽曲をベースに、即興性を持ちながら演奏するスタイルの“障子の穴”や、8人編成のプログレッシブ変拍子バンド“おおくぼけいと建築”のVocal, Voiceにて活動。2025年8月にはファーストミニアルバム『建築計画』をリリースするなど、バンドやユニットでの活躍も多い。
また、ヴォイスコーチとしては、松尾スズキ演出作品等、数多くの舞台作品へ参加。2024年発足のbunkamuraコクーンアクターズスタジオでは発声講師も担当している。
現在ソロにおいては、書き溜めてきた詩によるオリジナル楽曲を軸に、歌曲や唱歌など、多様なジャンルを織り交ぜたピアノとのDuoライブを重ねる他、様々なアーティストとの共演、セッションも多く、クラシックの技術を基盤にしつつ、コロラトゥーラから民族的な歌い方まで、あらゆるジャンル、声、表現を統合させた、独特のスタイルにて歌っている。
商品情報
蔵田みどり『花束降るひ』
発売日：2025年11月24日（月）
価格：￥4,290（税込）
フォーマット：CD
レーベル：Kenchiku Records
規格番号：OKBK003
【収録曲】
01. 桃あル月
02. サクヤコノ花
03. choral
04. 額紫陽花
05. キラキラ白川
06. yapapa
07. 子宮の薔薇
08. 後の花
09. 薬指
10. 曲がりかど
11. 窪んだヘソ
12. 晴れた空には
Live Info.
インストアライブ
内容：ミニライブ / サイン会 / スマホツーショット撮影会
日時：2025年12月9日（火）19:00
会場：タワーレコードアリオ亀有店 アリオ亀有 1Fサニーコート
11月23日（日）入荷後～タワーレコードアリオ亀有店レジにて対象商品をご購入いただいたお客様に先着でご購入枚数分の「特典券」をお渡しいたします。特典券をお持ちの方はサイン会＆スマホツーショット撮影会に参加頂けます。
