9月3日(水)に8枚目のアルバムとなる『ゴーストノート』のリリースが決定した黒木渚。このたび、そのジャケット写真が公開された。
毎年、その年の創作テーマを決めている黑木だが、2025年は「亡霊」というテーマで作品をつくり続けてきた。
亡霊とは、失われた面影のことかもしれないし、あるいは果たされなかった約束や、過去の恋愛、青春の残像のことかもしれない。
目には見えないが、確かにそこに存在している亡霊たちの”声“を音楽としてすくい上げたのが本作である。
リード曲「アンモナイト」について
アップデートされた死⽣観
2年前から「⼈⽣が喪失のターンに⼊ったのだな」と感じていました。
これまでも喪失のターンはランダムなサイクルで訪れてきましたが、
その度に曲をかいては乗り越えてきたのです。
しかし今回は⼿強かった…。度重なる死別によって悲しみを⾳楽にするどころか、
傷⼝を直視することさえできないまま2年もの歳⽉が過ぎていました。
そんな折、妊娠がわかったのです。それは喪失とは真逆の経験でした。
「喪失と誕⽣」という逆⾏する⼆つの現象を抱えながら過ごした時間は、
私に新しい死⽣観をもたらしてくれました。
ファンがくれた化⽯
私は⼤いに悲しんでいましたが、⼀⽅でこの痛みや悲しみが薄れてしまうことを恐れていました。
私に残された全てを⾵化させることなくそのままの形で残しておきたかったのです。
そんなとき、ふと机の上に飾っていたアンモナイトの化⽯に⽬が留まりました。
それは数年前にファンから贈られたものでした。
6600万年も前に絶滅してしまったのに、⽣きていた姿のまま私の前にあるアンモナイト。
痛みも悲しみも喜びも⼤切な記憶を化⽯にするように、歌の地層に閉じ込めてアンモナイトをかきました。
タイトルに込めたダブルミーニング
本作のタイトルは⾳楽⽤語と⽐喩表現を掛け合わせたダブルミーニングになっています。
本来ゴーストノートとは「譜⾯には表記されないほど微かな⾳だが楽曲のグルーヴやニュアンスを⽀配する重要な⾳」という意味です。
⼀⽅で本作ではゴーストの⾳=「亡霊の声」という意味も込められています。
アルバムの背⾻である歌詞と⾳楽的多様性
⽂学的バックグラウンドから紡ぎ出される歌詞はメロディと精密に連動しています。
斬新でユニークな表現は⿊⽊渚節としてアルバム全体を貫く背⾻となっています。
物語性のある歌詞に導かれ、サウンドはどこまでも⾃由です。
得意とするロックサウンドからピアノバラード、ジャズ、ダンスミュージックまでジャンルやルールにとらわれることなく表現しています。
豪華ミュージシャンたちが参加
Dr. 柏倉隆史(toe, ⽊村カエラ…)
Dr. ⼯藤明(ROTH BART BARON, ⼟岐⿇⼦, あいみょん)
Ba. 宮川トモユキ(ex.髭, ex.pillows...)
Ba. 勝也匠(藤井⾵, Little Glee Monster, yama )
Gt. 井⼿上誠(amazarashi, ビッケブランカ...)
Pf. 森⽥真奈美(テレ朝『報道ステーション』のテーマ『I am』)
Pf.多 畠幸良(G-FREAK FACTORY...)
など、⽞⼈好みの凄腕ミュージシャンが揃って参加しています。
商品情報

黒木渚『ゴーストノート』
発売日:2025年9月3日(水)
品番:NGS-1001
価格:¥3,300(税込)
【収録内容】
1. アンモナイト(リード曲)
2. ゴーストノート
3. カタルシスかく語りき
4. ONE
5. かたつむりとダリア
6. ブラウスと亡霊
7. Magnolia
8. 死んだ⽂豪に恋をした
9. 分裂
Live Info.
⿊⽊渚 ONEMAN TOUR 2025『⽳もまたこちらを覗いている』
11月23日(日・祝)渋谷WWW
開場 17:00 / 開演 17:30
12月5日(金)名古屋 Electric Lady Land
開場 18:00 / 開演 18:30
12月7日(日)大阪 梅田 Shangri-La
開場 17:00 / 開演 17:30
12月12日(金)福岡 BEAT STATION
開場18:00 / 開演18:30
前売¥6,900(税込・ドリンク別)/ 当⽇¥7,400(税込・ドリンク別)
<⼀般販売>
7月28日(⽉)12:00〜