大阪を拠点に活動する4人組オルタナティブロックバンド・colormalが、2年ぶりとなる3rdアルバム『夜に交じる人たち』を7月16日(水)にリリースした。
本作は、「無敵の人」を主人公に据えたコンセプトアルバム。主人公が人との社会的な繋がりから逃げ回り、過去を振り返っていくというストーリー仕立てで構成されており、先日公開された「長い夢」のミュージックビデオでも、その世界観が表現されている。
J-POPへの敬愛を前面に打ち出した親しみやすいメロディと、各楽器を際立たせた大胆なアレンジの幅広さは、colormalの真骨頂。今作ではその魅力がさらに進化している。
すでにライブでも話題となっているM2「獣たち」では、合唱のようなコーラスパートからテンポチェンジで一気に駆け抜け、M7「wrong song」ではどこか懐かしいメロディに乗せて牧歌的な郷愁を歌い上げる。ともすれば統一感を失いかねない多様な楽曲群を、バンドの確かな演奏力で一つの作品としてまとめ上げた、聴き応えのあるアルバムに仕上がった。
家永亮(Gt.Vo)コメント
colormalとして3枚目のアルバムになる今作ですが、バンドとしての振り幅が大きく出た作品になりました。
親しみのあるポップスに振り切っても、歪みが入り乱れるオルタナの中でも、どこか僕ら4人の“出汁”みたいなものを感じられる楽曲が揃っています。
どうか今作からたくさんの人に出会えますように!