音楽評論家・宗像明将が、アイドルグループ・BiSのファンである通称「BiS研究員」たちの活動とその後の10年の日々を記録したルポルタージュ作品『BiS研究員 IDOLファンたちの狂騒録』(株式会社blueprint)の刊行を記念して、2025年2月4日(火)ロフトプラスワンにてトークショーを行うことが決定した。
アイドルグループ・BiSは2010年に結成、2011年からライブ活動を開始。それまでの「清純派」のアイドルとは異なるラディカルなスタイルを打ち出し、アイドル業界に一石を投じる存在として、現在でも大きな影響を与えている。特に2024年7月8日に再結成ライブを行った、プー・ルイ、ヒラノノゾミ、カミヤサキ、テンテンコ、ファーストサマーウイカ、コショージメグミなどが在籍した第1期BiSは、これまでのアイドルのイメージを覆すアイドルとして、今でも語り継がれるようなさまざまな過激な伝説を残した。
そのBiSのファンである通称「BiS研究員」たちは、圧倒的な熱量でBiSに人生をささげるようなファンが多くいるほど、明らかに他のアイドルファンとの特異性が見られる存在であった。中には若くして亡くなってしまった研究員や、BiS研究員として生きた証を墓石に刻んだファンもいる。ただ、BiS研究員のそういった記録は時代とともに風化をしており、ほとんど残ってない状況にある。
そこで本書では、当時の研究員や、メンバーのプー・ルイ、ミチバヤシリオや、関係者のギュウゾウのインタビューなどの取材を丹念に行いながら、BiS現象、さらには2010年代のアイドルとファンとの関係とは一体何だったのか。自身も研究員として当時の熱狂を体験していた音楽評論家の宗像明将氏がBiS研究員をクローズアップしている。なぜBiS研究員たちは、BiSに惹かれ、また研究員として活動を続けたのか。著者が研究員活動とその後の10年の日々を記録。熱狂と衝撃と欲望と混沌──2010年代のアイドルファンの狂騒録を著した渾身のルポルタージュ作品だ。超貴重な第1期BiSオフィシャル&ブートTシャツオールカラーで多数掲載した保存版の内容となっている。
Live Info.
宗像明将『BiS研究員』刊行記念トークショー
2025年2月4日(火)
OPEN 18:30 / START 19:00
電子チケット付き書籍(先着150名様)
料金:¥3,750(税込)+drink
(入場は整理券配布順となります。17:00より整理券配布~18:20より整列可能です)
【出演】宗像明将、大森靖子
問い合わせ:ロフトプラスワン 03-3205-6864