珍しく明るい曲になったと本人が語るように、ファンキーなリズムの上に徐々に重なるホーンセクションとメロディーが美しいポップソング。ドラムに増村和彦君(ex 森は生きている)、オルガンに谷口雄君(Spoonful of Lovin'、他。ex 森は生きている、1983)、ホーンセクションとホーンアレンジに高橋三太君(ex 1983)を迎え、他は全てセルフプロデュース。ジャケットもポニーのヒサミツによるもの。
ポニーのヒサミツ コメント
この曲も前作の音楽性の延長線上で曲を作っていきましたが、自分にしては珍しくネアカな楽曲になったため、思い切ってその方向に振り切ってアレンジしました。
ドラムに増村和彦君(ex 森は生きている)、オルガンに谷口雄君(Spoonful of Lovin'、他。ex 森は生きている、1983)、ホーンセクションとホーンアレンジに高橋三太君(ex1983)というゲストを迎えた以外は、歌、アコギ、エレキ、マンドリン、ベースを自分で弾いております。
イントロははっぴいえんどの「花いちもんめ」やthe kinksの「The Village Green Preservation Society」のような低いギターリフとカッティングを基調に組み立てており、それとハイトーンなボーカルの絡んでいくAメロ、徐々に盛り上がるBメロ、ファンキーかつポップなサビ、と構成しています。
何より、ゲスト参加してくれた増村君の要素を抑えた緩急あるドラム、谷口君のファンキーなオルガン、そして高橋三太君の、楽曲に彩りを加えてくれる華やかなホーンアレンジを存分に味わえるサビ・間奏に注目して聞いてほしいです。
歌詞は今作も思いっきりフィクションに振り切っております。
化け猫(妖怪化した猫を言うことも多いようですが、人に化ける猫、というのもいるようです)をテーマにした、SF内容となっております。あの手の話は正体に気づいたせいで去っていく終わり方が多いですが、正体を知ることをあきらめ会い続けることを選ぶ人がいてもいいよなと思って書きました。