写真:熊谷直子
気鋭の若手実力派女優を起用した音楽プロジェクト“Mágico”(マジコ)。Mágicoとはポルトガル語で「魔法の」といった意味で、今しか捉えることができない若手女優たちの魔法の瞬間を音楽(歌)で切り取り、季節ごとに紹介しようというもの。
そのプロジェクトの第一弾、夏(Verano)編で紹介した中野有紗につづき、第二弾となる秋(Outono)編として、『猿楽町で会いましょう』のヒロイン、『うみべの女の子』のW主演など話題の映画やドラマ、MVに出演し、雑誌『宣伝会議』最新号(9月号)の表紙を飾った石川瑠華が登場。
はっぴいえんどの「風をあつめて」が挿入歌として使用されている浅野いにお原作の映画『うみべの女の子』のなかで、もう一人の主人公の男性が聴いているシーンが登場する、はっぴいえんどの一員だった大滝詠一のファースト・アルバム(1972年)収録の名曲「それはぼくぢゃないよ」を、石川自身の希望によりカバー。7インチ・シングルとして11月20日(水)にリリースする。
また、本日8月28日(水)より先行配信が開始されている(詳細はこちら)。
「それはぼくぢゃないよ」ジャケット(写真:熊谷直子)
本プロジェクト全作品のプロデュースを務めるのは、アヴァン・ポップの最前衛の一人として、長く日本のオルタナティヴ・シーンの最前線で活躍する音楽家、山本精一。石川のピュアな歌声が、山本のサウンドメイキングでよりいっそうの透明感と輝きを見せる。
カップリングには、山本精一のアルバム『童謡(わざうた)』(2015年)収録の「ゆうれい」のカバーを収録。こちらも、山本のライブを観た石川が感銘を受け、自らカバーしたいと申し出たというもの。くしくも、女優を題材とした楽曲となる。
写真:熊谷直子
山本と同じく本プロジェクト全作品を担当する、著名女優の写真集なども手がけるフォトグラファー、熊谷直子の撮影による石川の写真を使用したアートワークにも注目。
【石川瑠華 Ruka Ishikawa】
1997年3月22日生まれ、女優、埼玉県出身。
『きらきら眼鏡』(2018年)でスクリーンデビュー。その後、『希望のゆくえ』・『イソップの思うツボ』・『うみべの女の子』で主演、『猿楽町で会いましょう』でヒロインを務め、第31回日本映画批評家大賞新人女優賞(小森和子賞)を受賞。近年の主な出演作に映画『市子』・『三日月とネコ』、ドラマ『バントマン』(東海テレビ)、MV「あてもなく」(Aimer)・「結び」(This is LAST)など。
写真:熊谷直子