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コミック『はだしのゲン』のマンガ家・中沢啓治が漫画界のアカデミー賞で殿堂入り!

2024.08.22

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▲「はだしのゲン1巻」(汐文社刊)
 
マンガ家・中沢啓治がアメリカ漫画界のアカデミー賞と言われるアイズナー賞で殿堂入りした。日本人作家では8人目となる。
 
2024年8月22日、株式会社汐文社は、『はだしのゲン』(汐文社刊)のマンガ家・中沢啓治が、アメリカ漫画界のアカデミー賞と言われるアイズナー賞で、「コミックの殿堂」入りをしたことを発表した。
授賞式は7月26日金曜日の夜(現地時間)、ヒルトン・ベイフロントで開催され、2023年に出版された作品を対象に32部門で授与された。
 
過去の日本人作家の殿堂入りは、手塚治虫、小池一夫、小島剛夕、大友克洋、宮崎駿、高橋留美子、萩尾望都の7人で、中沢啓治は8人目となる。
 

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▲トロフィーと英語版(LAST GASP刊行)|提供:日本ユニ・エージェンシー(翻訳出版代理店)

はだしのゲン(①~⑩)著者:中沢啓治

(1975年5月汐文社刊 B6判 定価各800円+税)
1945年8月6日、原子爆弾で廃墟と化したヒロシマで、父・姉・弟を奪われながらも、たくましく生き抜くゲンとその家族を描いた長編マンガ。英語版をはじめ25か国で翻訳出版され、世界中で広く読まれている。
▼作品情報ページ

アイズナー賞とは

漫画界の「アカデミー賞」とも言われるアイズナー賞は、アメリカ漫画界の先駆者でありグラフィック・ノベル作家のウィル・アイズナーにちなんで名付けられた。アメリカのコミック業界が作品・マンガ家・アーティストを顕彰するもので、2023年に出版された作品を対象に32部門で授与された。
「コミックの殿堂」は個々の作品ではなく、マンガ家の「殿堂入り」を認める賞となる。
 
【著者プロフィール:中沢啓治(なかざわけいじ)】
(1939~2021年)漫画家。広島市出身。国民学校1年生だった6歳の時に被爆。父と姉、弟を失う。その後、漫画家を目指し上京。母の死をきっかけに、原爆、反戦をテーマにした作品を書き始め、2009年の引退まで数多くの作品を残した。
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