設立50周年を迎えるレコード会社Pヴァインが、アナログ・レコード・プレス工場としては国内4カ所目となる『VINYL GOES AROUND PRESSING』を立ち上げ、受注・生産を開始する。
日本におけるインディーズ音楽シーンの草分け的存在である株式会社Pヴァイン(1975年設立|本社:東京都渋谷区|代表取締役社長・水谷聡男|以下、Pヴァイン)は、アナログ・レコードのプレス工場VINYL GOES AROUND PRESSING(ヴァイナル・ゴーズ・アラウンド・プレッシング 以下 VGAP)を2024年3月に埼玉県川口市に竣工。このたび、VGAPはお客様からの受注、お問い合わせの受付、生産を開始する。
▼「VINYL GOES AROUND PRESSING」オフィシャルサイト
VGAPは、Pヴァインが立ち上げたアナログ・レコードにまつわる様々な試みをする「VINYL GOES AROUND」チームの新たなプロジェクトとして立ち上がった。
サブスク全盛の一方で近年の急激なレコードブームの中、国内のレコード生産工場は限られているためアーティストがリリースをしたくてもタイムリーにリリースすることができない状況が続いている。そのような状況を変えるため、誰もがシンプルかつスピーディーにレコードを作れるようになり、より多くの作品をレコードにして世界中に届けたいという願いを込めてレコード・プレス工場を立ち上げたという。
VGAPは、Pヴァインが50年間で培ったレコードに関するあらゆる知識や経験を存分に活かしながら、国内外のアーティストやレーベルからプレス製造を請け負っていく。レコードならではのダイナミックかつ、深みのあるサウンドを日々追及し、スピーディーに、そして適正な価格でお客様に提供し続けられるよう進化していきたいとのこと。
株式会社Pヴァイン 代表取締役社長 水谷聡男コメント
Pヴァインの設立45周年に45回転のレコードを45タイトルリリースしたVINYLマラソンに続き、この度、P-VINE設立50周年のプロジェクトの一環としてアナログ・レコードのプレス工場『VINYL GOES AROUND PRESSING』を竣工いたしました。
1975年の設立以来、社員一同、常にヴァイナルにコミットし、膨大なコレクションを有し、そして数々のタイトルをリリースしてきたPヴァインがこの50年で培ったレコードに関する全てをこのプロジェクトに注ぎ込みました。
VINYL GOES AROUND PRESSINGは世界中からプレスのオーダーを受け付け、レコードを作りたいアーティストやレーベルの皆様の期待に応えてまいります。
先日、ご逝去された弊社の設立者である日暮泰文氏の最期の仕事になりましたB.B.KINGのベスト盤を皮切りにレコードのプレスを開始しており、アーティストや評論家の皆様からもVINYL GOES AROUND PRESSINGのレコードは音が良いとのコメントを頂いております。ただし、まだ始まったばかりであり、もっともっと良くなると思っております。
世界中のレコードを愛する皆様に素晴らしいヴァイナルをお届けすべく日々努力をしていく所存です。Pヴァイン設立50周年にあたり、本プロジェクトを皮切りに来年にかけてたくさんのヴァイナルに関するエキサイティングなプロジェクト(P-VINYL 50 PROJECT)を企画しておりますので楽しみにして頂けたらと思います。
我々Pヴァインは、時代は変われどもそして手段は変われども、世界中の魅力的な音楽とカルチャーをあらゆるお客様のもとへ届けることを使命とし、「THE CHANGING SAME ~変わりゆく、変わらないもの~」を大切にしながら新たな領域へチャレンジいたします。
【VINYL GOES AROUND PRESSING feat.MURO】FULL Ver.