10年連続となる2024年5月27日(月)の上映は、最期の復活上映となることは既報のとおりだが、その上映後、主要キャストである
染谷将太、
渋川清彦、そして
石井岳龍監督の3人が登壇、顔を合わせることが決定した。
この3人が『ソレダケ / that's it』の上映で集まるのは実に8年ぶりとなる。
染谷将太、
水野絵梨奈、
渋川清彦、
村上淳、そして
綾野剛という強烈な個性派キャストが全篇にブッチャーズの楽曲、音が鳴り響くなか全力疾走と拷問、罵詈雑言の応酬、血まみれの銃撃戦を展開。生きることへ執着心と、世の中の歯車にすらなれないもどかしさと虚しさが交錯する、石井岳龍監督ならではの濃くて危ない、激烈な描写の連続で、ブッチャーズの持つ激しさ=<攻撃的無常感>から導き出される人間の意地を描いた映画だ。
▲bloodthirsty butchers
2015年5月27日、シネマート新宿にて劇場公開がスタートした本作は、2016年以降毎年、吉村秀樹の命日である5月27日に同館にて復活上映が行なわれ、ブッチャーズファンだけでなく、全国から多くの『ソレダケ』ファンたちが集って本作を見届けてきた。そして今年、記念すべき10回目を迎えるとともに、この10回を一区切りとしてこれが最期となることとなった。
そんな最期の復活上映に、劇中で大黒砂真男、恵比寿大吉として凄絶な追撃戦と拷問を繰り広げた染谷将太、渋川清彦、そして石井岳龍監督の3人が集うことがこのたび決定。
これは2015年5月27日の映画上映初日、そしてブッチャーズ吉村秀樹の誕生日である1月20日に特別上映された2016年以来のこと。撮影からは10年の月日を経たいま、3人は『ソレダケ / that's it』に何を思うのか。作品の10年間の歩みを振り返りつつ、作品に込めた想いを聞くことができるかもしれない貴重なトークイベントとなるだろう。
▲染谷将太
▲渋川清彦
▲石井岳龍監督
なお、本編の上映は史上最大の爆音暴走感、狂暴性、破壊力を引き出す<爆音3chスーパー・バズーカ音響>での上映。シネマート新宿では映画本編のあまりの音圧、爆音により聴覚が麻痺することも考慮し、直後に開催のトークイベントではマイクの音量を大きめにしてトークが聴き取りやすくするべく備えているという。
※<爆音3chスーパー・バズーカ音響>はシネマート新宿の<ブースト・サウンド>システムを使った音響ではありません。
『ソレダケ/that's it』 シネマート新宿10年連続同日!これが最期の復活上映!毎年お付き合いいただき、ありがとうございました。
【日時】2024年5月27日(月)19:00の回(上映後、舞台挨拶)
【場所】シネマート新宿・スクリーン1
【上映後トークショー登壇(予定)】石井岳龍監督、染谷将太、渋川清彦
【チケット料金】通常料金 ※各種サービス適用
▼劇場オンラインと窓口にて販売中
▼シネマート新宿オンラインチケット予約サービス
【入場特典】2024年度版『ソレダケ/that's it』フライヤー(非売品・当日限定)
【その他】
◉『ソレダケ / that's it』キービジュアルのボツ案・大量展示
▷誰も見たことのない、この日を逃すと二度と見ることのできない、キービジュアルボツ案が出現。関係者もほぼ目にしたことのないデザインの数々を劇場ロビーに展示。ボツ案なので二度と表舞台に出ることはない。
◉10年分のシネマート新宿オリジナルPOPを一挙展示
▷毎年の5月27日復活上映で劇場が独自に作成してきたPOPのデザインを10年分まとめて展示。
◉極悪・千手完(せんじゅかん)の千手深水の現物展示
▷千手深水の現物が久々に登場。シネマートの必殺ライティングで衝撃的な光を放射する。水の成分は不明。
◉ウーロンハイ振る舞い
▷ブッチャーズ吉村秀樹が愛飲したウーロンハイをご希望の方全員に振る舞うサービスを今年も実施。
▼上映に関する問い合わせ:シネマート新宿 03-5369-2831
商品情報
映画『ソレダケ / that's it』
出演:染谷将太、水野絵梨奈、渋川清彦、村上淳/綾野剛
監督:石井岳龍 楽曲:bloodthirsty butchers 脚本:いながききよたか
製作:『ソレダケ / that's it』製作委員会 配給:ライブ・ビューイング・ジャパン
2015年/日本/カラー/1:1.85/3ch/110分
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【あらすじ】戸籍を奪われ、アンダーグランドでもがく大黒(染谷将太)。この底辺から抜け出す最後の手段として、裏社会の調達屋、恵比寿(渋川清彦)の財布を奪うが、予期せずハードディスクを発見する。その中には家出人、ホームレス、風俗嬢たち、地下な人々のビジネス売買用戸籍情報が詰まっていた。大黒はそれを隠すが、恵比寿に追われあえなく監禁される。しかし、そこには風俗嬢、阿弥(水野絵梨奈)が拘束され横たわっていた。何とか脱出し、ダークサイドに生きる知人、猪神(村上淳)に助けを請う2人だが、再び監禁され、謎の極悪ギャングのボス・千手(綾野剛)による拷問の中で大黒の過去にまつわる宿命の謎が明かされる。もがき苦しんでも決して抜け出すことができなかった負のループが導いた先で大黒は、彼を束縛する宿命との対決を決意する──。
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