「芸人以外にやりたいこともないですし、それを投げ捨ててまで収入のために何かやることに意味があるのか」──。
今年新設された芸歴15年以上の賞レース『THE SECOND』(フジ系)で、数々の強敵に打ち勝ち、見事準優勝を果たしたマシンガンズ。そのツッコミ担当である西堀亮が、芸人のリアルに迫る限界芸人版ザ・ノンフィクション書籍を出版。数々の芸人と対峙しながら「なぜ芸人を続けるのか」を追求していく、西堀による芸人対談集となっている。
キングオブコント決勝に進みながら、現在では土木作業での日給を一日で使いきるその日暮らしをする男、定期的に無観客無配信でライブを行なう男。その生き方は決して裕福とは言えない……。しかし、彼らはみな一様に笑い、その人生を楽しんでいる。西堀氏が現在の再ブレイク前から続けているYouTube『西堀ウォーカーチャンネル』でも話題の、芸人たちの肩ひじ張らない生き方の神髄とは?
「目をそらす力」「自身の成功を待つ力」……。病んでいるのは彼らなのか、現代人なのか──。笑いながらもハッとする、ストレス社会に一石を投じる一冊だ。
登場芸人
西堀亮(マシンガンズ)
和賀勇介
松崎克俊
ねろめ
内藤正樹(ブラックパイナーSOS)
山野拓也(ブラックパイナーSOS)
石沢勤(新宿カウボーイ)
帯推薦文
笑いながら読み進めると、突然“真の豊かさ”を問われる哲学の書。
──オードリー若林正恭
【著者プロフィール】
西堀亮(にしほり・りょう)
1974年生まれ、北海道出身。高校卒業後、お笑い芸人を目指し上京。東京都豊島区主催のユーモア講座を受講した際に相方の滝沢秀一に出会い、1998年にコンビ結成。マシンガンズとして『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ系)、『エンタの神様』(日本テレビ系)などに出演しプチブレイクを果たすも、以降は鳴かず飛ばず。2023年に『THESECOND~漫才トーナメント~』(フジテレビ系)で準優勝を獲得し、奇跡の復活を果たす。YouTube「西堀ウォーカーチャンネル」が好評。