7月5日に、岩井俊二 書き下ろしの新刊『キリエのうた』(文春文庫)が7月5日に株式会社文藝春秋より刊行された。
また、本作が原作となる映画『キリエのうた』が今年10月13日に全国公開。出演は、先月惜しまれながら解散した“楽器を持たないパンクバンド”「BiSH」で活躍したアイナ・ジ・エンド、「SixTONES」の松村北斗、黒木華、広瀬すずなど、話題のキャスト陣が決まっている。
岩井俊二コメント
初めは、とある未発表小説の中に書いた女の子2人の小さな物語だった。
それがいつしか13年にも及ぶ話になり、
自分の想像を越えた重たい十字架をこの子たちに背負わせることになった。
彼らはこの世界を自らの足で歩き、懸命に、そして自由奔放に生きている。
この空の下のどこかで。
『キリエのうた』あらすじ
住所不定の路上シンガー、キリエは歌うことでしか“声”を出せない。
マネージャーを自称する、謎多き女イッコ。二人と数奇な絆で結ばれた夏彦。
別れと出逢いを繰り返しながら、それぞれの人生が交差し奏でる“讃歌(うた)”。
「あの日」から13年の月日を経て岩井俊二が辿り着いた、心に棘が突き刺さる、忘れられない物語。
映画『キリエのうた』情報
原作・脚本・監督:岩井俊二
企画・プロデュース:紀伊宗之
出演者:アイナ・ジ・エンド 松村北斗 黒木華 / 広瀬すず
公開日:2023年10月13日(金)全国公開
制作:ロックウェルアイズ
配給:東映
商品情報
キリエのうた
著者:岩井俊二
出版社:株式会社 文藝春秋
判型:文庫型 / 288ページ
発売日:2023年7月5日
定価:759円(税込)
ISBN:978-4-16-792061-6