2023年3月24日に集英社から刊行した、音楽家・坂本龍一と生物学者・福岡伸一の共著『音楽と生命』。「教授」と「ハカセ」として長年親しまれてきた二人による初の人生論。刊行から4日後、坂本は本書の刊行を見届けてから亡くなった。
このたび、重版となった本書の刊行イベント開催が決定。20年来、折に触れて坂本と対話を重ねてきた福岡が、同じく坂本と濃密な時間を共にしてきた著述家でプロデューサーの湯山玲子を招き、思い出を語り合う。坂本龍一が遺したものは何だったのか、二人の対談によって解き明かされる。
『音楽と生命』刊行イベント 開催概要
▼日時:2023年7月1日(土)19時~21時
▼会場:
文喫 六本木(港区六本木6丁目1-20 六本木電気ビルディング 1F)
トークイベントの有料ライブ配信チケットもございます。
▼申し込み:イベント詳細および注意事項、チケット購入は下記webサイトまで
▼チケット内容&金額 ※金額は税込み表示
【会場参加】
イベント参加チケット(文喫利用料込)¥2,200
イベント参加チケット(文喫利用料込)+書籍『音楽と生命』(福岡伸一さんサイン入り)¥3,800
【配信視聴】
イベント参加チケット ¥1,100
イベント参加チケット(※)+書籍『音楽と生命』(福岡伸一さんサイン入り)¥3,000
※後日利用いただける文喫利用券も含まれます。
▼トークイベントの配信は「Vimeo」でライブ配信されます。(chrome、safari等のブラウザ、Vimeoアプリか らご視聴可能)ライブ配信開始時刻は18:30(イベント開始は19:00)です。
▼当日オンライン視聴できない方の為にアーカイブ配信がございます 。イベント終了後、2日以内にアーカイブ用URLをお送りします。配信開始から1か月視聴が可能です。
▼【会場参加】は数に限りがございます。ご了承ください。
【出演者プロフィール】
湯山玲子(ゆやま・れいこ)
学習院大学法学部卒。著述家、プロデューサー、おしゃべりカルチャーモンスター。日本大学藝術学部文芸学科非常勤講師・東京家政大学非常勤講師・名古屋芸術大学特別客員教授、(有)ホウ71取締役。著作に『女ひとり寿司』、『クラブカルチャー!』、『女装する女』、『四十路越え!』、上野千鶴子との対談集『快楽上等! 3.11以降の生き方』、『文化系女子という生き方』、『男をこじらせる前に』等。TBS『新・情報7DAYS ニュースキャスター』等に出演。自らが寿司を握るパフォーマンス<美人寿司>、クラシック音楽の新しい聴き方を提案する<爆クラ>主宰。ショップチャンネルのファッションブランド<OJOU>のデザイナー・プロデューサーとしても活動中。父は作曲家の湯山昭。
福岡伸一(ふくおか・しんいち)
生物学者・作家。京都大学卒業および同大学院博士課程修了。ハーバード大学研修員、京都大学助教授などを経て、現在、青山学院大学教授・米国ロックフェラー大学客員教授。サントリー学芸賞を受賞したベストセラー『生物と無生物のあいだ』や、『動的平衡』シリーズなど、“生命とは何か”を動的平衡論から問い直した著作を数多く発表。この他、哲学者・西田幾多郎の生命論について考察した『福岡伸一、西田哲学を読む』や、コロナウイルスによるパンデミック以後の生命観について論じた『ポストコロナの生命哲学』(以上、共著)、『ダーウィンの「種の起源」 はじめての進化論』(翻訳)、『生命海流 GALAPAGOS』、『フェルメール 光の王国』、小説『新・ドリトル先生物語 ドリトル先生ガラパゴスを救う』など、自然科学、哲学、アートをはじめ幅広いジャンルの書籍を執筆。
書籍『音楽と生命』について
「教授」と「ハカセ」──長年親交のある二人による初の人生論
80年代、テクノポップで一世を風靡した「教授」こと坂本龍一。以来、常に第一線で活躍し続けてきたが、近年は電子音楽とは対照的な自然の「ノイズ」を取り入れたサウンドを次々と発表。
一方、「ハカセ」こと福岡伸一も、分子生物学者としてDNA解析に象徴される要素還元主義的な科学を追求してきたが、その方法論に疑問を抱き、生命現象を一つの「流れ」として捉える独自の生命哲学、動的平衡論を確立。
20年来の付き合いという両者が、さまざまな挫折を経験しながら現在に至るまでの道のりを語り合う。コロナ・パンデミック以降、死生観が劇的に変わる今だからこそ、私たちの生を輝かせることに目を向けたい。
音楽、アート、哲学、科学など、多方面に造詣の深い二人が、対話を重ねた末にたどり着いたものとは──。
商品情報
音楽と生命
著者:坂本龍一 福岡伸一
発売日:2023年3月24日(金)
判型:四六判ハードカバー
定価:2,200円(10%税込)
ページ数:192
ISBN:978-4-08-789016-7
発行:集英社