「町中華の宝石 きくらげたまご」玉子区木耳町内会/編(東京ニュース通信社発行)
『町中華の宝石 きくらげたまご』(玉子区木耳町内会/編)が4月3日(月)に株式会社東京ニュース通信社より発売される。
町中華本は多い。が、そのほとんどはお店のガイド本だ。本書は、ひとつのメニューを通して、日本における町中華文化を探訪する試み。町中華を感じさせるメニューとは何か。それは「きくらげたまご」(木耳と卵の炒め=木須肉・ムースーロー)である。
「町中華の宝石 きくらげたまご」玉子区木耳町内会/編(東京ニュース通信社発行)
きくらげたまごは、扱っている店とそうでない店があるが、定食にしてよし、単品でつまみにしてよしの、ナイスな料理だ。主に乾燥きくらげを用いるが、店によってテイストが異なる。そして、これが人気メニューという町中華店は意外と多い。
「町中華の宝石 きくらげたまご」玉子区木耳町内会/編(東京ニュース通信社発行)
高級な中華料理店ではほとんど見かけない。あくまでも大衆料理店のメニューだ。しかも、めちゃくちゃメジャーな存在でもない。が、町中華を愛する人なら気になるメニューであり、深掘りしがいがある。最近では、コンビニでも総菜のひとつとして、回鍋肉や麻婆豆腐の横にそっと置かれている。静かなブームは到来しようとしているのだ。
紹介するお店
おけ以(飯田橋)/ 中華料理 帆(馬喰町)/ 秀永(高田馬場)/ 中華 兆徳(本駒込)/ なかじま(渋谷)/ 生駒菜館(菊川)/ 龍口酒家(幡ヶ谷)/ 炭火と中華 九尾(板橋区役所前)/ 華興(西巣鴨)/ 中国菜 膳楽房(飯田橋)/ 緑町 生駒(菊川)/ 鳳凰軒(馬喰町)/ 中国料理 永新(麻布十番)/ 匯豐齋(祐天寺)/ 山水楼(代々木)/ かおたん(赤坂)/ 龍王(新板橋)/ 岐阜屋(新宿西口)/ 餃子荘 ムロ(高田馬場)/ 水新菜館 水新はなれ紅(浅草橋)
インタビュー
高田秋(桂林)/ 渋川清彦(丸福)/ 小宮山雄飛(啓ちゃん)
ワインときくらげたまごのマリアージュ
栖原一之、秋山まりえ(龍圓)
【編者プロフィール】
玉子区木耳町内会(たまごくきくらげちょうないかい)
食べ手・書き手(執筆)は、「食べログ」でかつて伝説の「食べログ文学」といわれた投稿を繰り返した相田冬二。編み手(編集)は、元「東京カレンダー」編集長の小林淳一。撮り手(撮影)は、料理・人・街を撮り続ける星川洋助。3名から成る、「きくらげたまご」だけを追求するためにつくられたユニット。
商品情報
町中華の宝石 きくらげたまご
玉子区木耳町内会 編
●発売日:2023年4月3日(月)※一部、発売日が異なる地域がございます
●定価:1,650円
●仕様:A5判、ソフトカバー、128ページ
●発行:東京ニュース通信社
●発売:講談社