クリスロ・ハース(D.A.F. / Liaisons Dangereuses / Der Plan)は、本作の制作のために、PhewとMuteレーベルの創始者ダニエル・ミラーを引き合わせた。Phewは当時を振り返りながら次のようにコメントをしている。
「1981年にコニーズ・スタジオでレコーディングしていたとき、若いドイツ人男性が訪ねてきて、しばらくスタジオに静かに座り、そして何も言わずに帰っていきました。彼の礼儀正しさは長く記憶に残り、今でも思い出すことができます。彼がD.A.F.のクリスロ・ハースであることを知ったのは、彼が来日したときでした。1980年代の終わりに彼が東京にやってきて、一緒に何かを作ろうということになり、数カ月後にコニーズ・スタジオでレコーディングをすることになりました。クリスロは参加したミュージシャン、アレックス・ハッケ、ヤキ・リーベツァイト、トーマス・スターンに連絡を取り、Muteにこのプロジェクトのことを伝え、『Our Likeness』がリリースされたのです。もし、クリスロがまだこの世にいたら、どんな音楽を作っていただろうかとよく考えます。それから24年後、ポーランドのフェスティバルでアレックス・ハッケと再会し、そこでhackedepicciottoと一緒に演奏することになったのです。そして今、私はDanielle de Picciottoと一緒に仕事をしています。まだまだこれからです!」
【Tracklist】 1. The Last Song 2. Our Likeness 3. Being 4. Like Water And Water 5. Glitter Of Night 6. Spring 7. Smell 8. Depth Of The Forehead 9. Our Element 10. Expression 11. Ocean