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トップニュース『村上朝日堂』シリーズをはじめ、作家の原点を語った『職業としての小説家』など、村上春樹の人気エッセイ群がついに電子化!

『村上朝日堂』シリーズをはじめ、作家の原点を語った『職業としての小説家』など、村上春樹の人気エッセイ群がついに電子化!

2022.11.18

作家・村上春樹のエッセイ12作品の電子版が12月5日より配信開始。イラストレーター安西水丸とのコンビが大人気の「村上朝日堂シリーズ」6冊と『象工場のハッピーエンド』『日出る国の工場』『ランゲルハンス島の午後』の画文集3冊、さらに代表的な紀行エッセイ『辺境・近境』の写真篇、スコットランド紀行『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』、自らの作家人生を回想した村上ファン必読の『職業としての小説家』がついに電子化される。
 
多くの読者からのリクエストに応え、これまで電子化されていなかった村上春樹のエッセイ12作品がいよいよ電子書籍として登場。今回配信されるエッセイ作品は、村上春樹が雑誌連載でイラストレーター安西水丸との名コンビで人気を博した「村上朝日堂シリーズ」6冊と、カラーの絵と文で描かれる画文集3冊、加えて紀行文と回想記の3冊、計12作品。
『村上朝日堂超短篇小説 夜のくもざる』はその名の通り超短篇の小説集で、イラスト付きで奇妙な味わいの小説が並ぶ。『村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた』は安西画伯のカラーイラストも楽しい90年代アメリカ滞在記。紀行文『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』は、スコットランドのシングルモルトウィスキーの醸造所を訪ねる極上の日々が描かれる佳品で、『辺境・近境 写真篇』は国内外の旅の記録『辺境・近境』で撮られた松村映三の写真を中心に編まれた写真文集。そして、『職業としての小説家』。この作品は、講演録の形をとって、村上春樹の小説家としての人生を回想風にまとめた稀有なエッセイ集で、村上ファンなら必読と言える一冊だ。
 
今回の12作品は、イラストレーションも楽しく、写真も見ごたえがある。電子版は、今年も自宅で過ごすことが多くなりそうなこの年末年始の読書にぴったり。肩の凝らない村上ワールドをぜひお楽しみいただきたい。

電子化対象作品

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『象工場のハッピーエンド(新潮文庫)』
『村上朝日堂(新潮文庫)』
『村上朝日堂の逆襲(新潮文庫)』
『日出る国の工場(新潮文庫)』
『ランゲルハンス島の午後(新潮文庫)』
『村上朝日堂 はいほー!(新潮文庫)』
『村上朝日堂超短篇小説 夜のくもざる(新潮文庫)』
『村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた(新潮文庫)』
『村上朝日堂はいかにして鍛えられたか(新潮文庫)』
『辺境・近境 写真篇』
『もし僕らのことばがウィスキーであったなら(新潮文庫)』
『職業としての小説家(新潮文庫)』
 
配信開始日:2022年12月5日(月)
※11月18日(金)より一部電子書店にて予約受付開始
配信書店:主要電子書店
出版社:新潮社
 
村上春樹作品の電子版一覧は下記のサイトからご覧ください。

著者紹介:村上春樹

1949(昭和24)年、京都市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。1979年『風の歌を聴け』(群像新人文学賞)でデビュー。主な長編小説に、『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞)、『ノルウェイの森』、『国境の南、太陽の西』、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『海辺のカフカ』(ニューヨーク・タイムズThe 10 Best Books of 2005に選出)、『アフターダーク』、『1Q84』(毎日出版文化賞)、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』、『騎士団長殺し』がある。『螢・納屋を焼く・その他の短編』『神の子どもたちはみな踊る』、『東京奇譚集』『女のいない男たち』などの短編小説集、「村上朝日堂」シリーズ、『職業としての小説家』『村上春樹 雑文集』『ポートレイト・イン・ジャズ』等のエッセイ集、『辺境・近境』等の紀行文、レイモンド・カーヴァー、サリンジャー、カポーティ、フィッツジェラルドの翻訳作品など著書・訳書多数。
海外での文学賞受賞も多く、2006(平成18)年フランツ・カフカ賞、フランク・オコナー国際短編賞、2009年エルサレム賞、スペイン芸術文学勲章、2011年カタルーニャ国際賞、2014年ヴェルト文学賞(ドイツ)、2016年ハンス・クリスチャン・アンデルセン文学賞、2022年チノ・デルドゥカ世界文学賞を受賞。
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